KNB北日本放送

きのう夕方、富山市の富山地方鉄道本線の踏切で車と電車が接触する事故がありました。運転していた男は酒を飲んでいて現行犯逮捕されました。この事故でけが人はいませんでしたが、富山地鉄はダイヤが乱れました。 道路交通法違反（酒気帯び運転）の疑いで逮捕されたのは、茨城県神栖市の無職、山田豊容疑者（６０）です。 警察と富山地鉄によりますと、きのう午後５時３５分ごろ、富山地鉄本線の越中三郷駅と越中荏原駅の間の踏切で、宇奈月温泉発電鉄富山行きの普通列車と、山田容疑者が運転する普通乗用車が接触しました。電車の乗客２７人と運転士、山田容疑者にけがはありませんでした。 事故の通報で駆け付けた警察が、山田容疑者から酒の臭いがしたため検査をしたところ、呼気１リットルにつき政令数値以上のアルコールを確認したため、その場で逮捕しました。 山田容疑者は「酒を飲んで車を運転したことは間違いない」と容疑を認めているということです。警察が事故の原因を調べています。 この事故のため、富山地鉄はきのう、越中三郷駅と越中荏原駅の間で1時間10分ほど運転を見合わせ、列車11本が運休するなどしました。