「まだまだ買うよ~。行くよ~」巨人・戸郷翔征ハワイで爆買いの秘密…「活躍できているのはお世話になった人たちがいるから」
【ホノルル(米ハワイ州)12日(日本時間13日)】巨人の戸郷翔征投手(24)が優勝旅行先のハワイで爆買いタイムを楽しんだ。買い物に同行させてもらった巨人投手担当の水上智恵記者が、“大人買い”の裏に込められた右腕の感謝の思いや、優しい心を「見た」。 【写真】たくさんの買い物袋を手にホテルへ戻る戸郷 * * * ハワイの暖かな太陽の日差しに包まれながら戸郷の財布のひもが緩んだ。迷いなくどんどんとカゴにお土産を積みあげた。優勝旅行先の米ハワイでのショッピングに記者も同行させてもらった。荷物持ちを買って出たが、あまりの量の多さに買い物袋が腕に食い込み、腕が赤くなった。 ワイキキのショッピングモール、ロイヤルハワイアンセンターに向かうと、まずはアロハシャツ4枚など衣服を購入。さらに「前にハワイに来たときもクッキーを買って一番よかった!」と有名なホノルルクッキーを爆買い。記者の分も「いいよ!」と購入してくれる優しさを見せた。カフェや食用品、雑貨を取り扱う「DEAN&DELUCA」では「HAWAII」の文字が入ったタンブラーを購入。これで終わりかと思いきや…。「まだまだ買うよ~。行くよ~」とさらにギアをあげ、ハワイでおなじみの「ABCストア」へ。チョコレートを迷うことなく、どんどんとカゴへ。8種類計44品を購入した。 感謝を伝えたい人の顔が浮かび、手が止まらなかった。この大量の購入品の9割が地元・宮崎のお世話になった人々、家族や友人へのお土産だ。「宮崎の人とかは喜ぶからね。田舎の人はミーハーなんでね。ハワイって書いてあると喜ぶ」とおどけて笑ったが、感謝の思いが込められていた。プロ入団当初から、キャンプなどで地元・宮崎に帰る際には大量のお土産を購入して帰るのがお決まり。「僕がここまで活躍できているのはこれまでお世話になった人たちがいるから。そういう人たちに『また応援しよう』って思ってもらいたいし、それは後輩にも伝えている」。戸郷の優しさ、熱い思いがひしひしと伝わった。 プロ7年目シーズンとなる来季の年俸は3億円に到達。「できるだけ使って、『もっと稼がないと!』って思うことも大事」と自分を追い込むことも羽振りの良さにつながっている。追い込んでいるのはお財布だけではなく「この時期は楽しみ。来年どんな自分なのかなって想像してる」とオフのトレーニングも開始し、自分を追い込んでいる。「毎年、追い込まないと不安がある。自主トレ期間にしたことが如実に出るから、ある意味面白い。今年の菅野さんは2月からバンバン投げてたし、キャッチボールの質も高くて、今年やるなって思った」。今季15勝を挙げた大先輩のオフの追い込みのすごさも改めて実感し、さらに力が入った。 「リーグ優勝してハワイに来られて良かった!」と大量のお土産袋を手に満足げだった。優しい心遣いのできる戸郷だからこそ、多くの人々に愛され、応援されているのだと改めて実感した。(水上 智恵)
報知新聞社