史上初のミニバン受賞!2024-2025 日本カー・オブ・ザ・イヤーは、ホンダ「 フリード」に決定
実行委員会特別賞は復活のロータリーが獲得
■インポート・カー・オブ・ザ・イヤー インポート・カー・オブ・ザ・イヤーは、MINI クーパーが受賞した。授賞理由は、以下のとおり。 シンプルさ、痛快なドライブフィール、ラジカルさ・・・新型MINIクーパーはその伝統的名称からユーザーが期待するすべてを高次元で進化させた。10ベストカーに4台の輸入車が選出された中で、EVだけでなくガソリンエンジンモデルをラインナップしたのはMINIクーパーのみである。BMW7シリーズと同等の安全装備/運転支援システムを装備したことも注目に値する。コクピットのデジタライズ、リサイクル素材の積極採用等、実用性と遊び心を満載させた点も面白い。 ■デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー デザイン・カー・オブ・ザ・イヤーは、三菱 トライトンが受賞した。授賞理由は、以下のとおり。 昨年に続きデザイン賞は三菱が獲得した。前回が軽自動車のデリカミニだったのに対し、今回はピックアップトラックの世界戦略車、トライトンでの受賞である。スリーダイヤモンドのお家芸である4WDを、一見武骨な、しかしだからこそ新しいライフスタイルを想起させる造形としたことが授賞につながった。堅牢なフォルムに同社が「ダイナミックシールド」と呼ぶ大胆なフロントエンドのデザインが調和。難しいダブルキャブでありながらバランスの取れたプロポーションを実現している。 ■テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤーは、ホンダ CR-V e:FCEVが受賞した。授賞理由は、以下のとおり。 燃料電池車のパイオニアであるホンダのCR-V e:FCEVが受賞した。いまだマイナープレイヤーであるFCEVの民主化を目指し、スタックの小型化、高効率化を実現。同時に低コスト化と高耐久性も両立し、人気カテゴリーであるミドルクラスSUVカテゴリーに投入した意義は大きく深い。また水素ステーションが少ない不安を払拭するために、外部充電が可能なプラグインハイブリッドとして使い勝手を向上させた点も高い評価を得た理由である。 ■日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会特別賞 日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会特別賞は、マツダ eーSKYACTIV R-EVが受賞した。授賞理由は、以下のとおり。 マツダ独自の技術として世界で初めて実用化に成功したロータリーエンジン。環境問題を理由に命脈を閉じたかに見えたこの日本固有の技術資産を、発電機として用いる新しいパワーユニットe-SKYACTIV R-EVとして復活させ、未来に向けさらに進化させる道筋を拓いたことを評価した。 さて、既に2025-2026 日本カー・オブ・ザ・イヤーの賞レースは始まっている。今後、どのようなニューモデルが登場するのか、どのような新しいテクノロジーが登場するのか、楽しみに待とう。
Webモーターマガジン編集部
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