「ミニマリスト」になったら「節約効果」はありますか? 正直「スッキリするだけ」だと思ってしまいます…。
ミニマリストの生活スタイルがもたらす節約効果を解説します。 また、物を減らすことで不要な支出を抑え、管理コストやメンテナンス費用の削減にもつながるなど、実際の経済的な効果も金額と併せて解説します。
ミニマリストとは
ミニマリストとは、「最小限の」を意味するミニマル(minimal)からつくられた造語であり、必要最小限に物を減らして暮らす人を指す言葉です。ミニマリストは環境問題への対応の思考の1つとして誕生した、ともいわれています。 生活に困らない必要最小限の物だけを持つほうが豊かに生きることができる、という考え方に沿った生活スタイルは、一般的に必需品であっても、本人が不要と判断すれば容赦なく廃棄するというものです。 そのためにまずは「断捨離」をして、不要な物をなくすことが必要となります。 断捨離とは、お釈迦さまの教え「断行・捨行・離行」から誕生した言葉です。不要な物を単に処分するのではなく、物にとらわれずに生きていく考え方を示しており、ミニマリストに通ずるものがあります。 一方、「シンプリスト」と「ミニマリスト」は大きく異なります。素朴でシンプルなライフスタイルを目指す人が「シンプリスト」であり、所有物よりも生活の質や心地よさを追求している人を指します。
ミニマリストの購入スタイル
ミニマリストは品質や耐久性にも着目して物を選びます。買い替える回数も減るため、買い置きなどのストックする個数も増えません。また、資源の無駄遣いを避けることができる、という環境問題への配慮もできます。 そして複数の用途で使えるアイテムを選ぶことで、物の数が減るだけでなく、収納面でも効率的です。また、コンパクトさなども考慮しながら、材質など処分するときのことまで想定して物を選ぶなど、使用するシーン以外にも配慮して厳選します。 そしてミニマリストが物を選ぶときに一番重視するのは「自分にとって必要なものかどうか」という点です。自分にとって不必要な物があるほうがミニマリストにとってはストレスにつながるため、物が減ることで生活に支障がでないかなどを熟考して決める傾向があるようです。