「ミニマリスト」になったら「節約効果」はありますか? 正直「スッキリするだけ」だと思ってしまいます…。
ミニマリストの節約効果
総務省統計局が毎年実施している「家計調査(家計収支編)2023年(令和5年)」によると、単身世帯の消費支出の平均額は16万7620円、2人以上の世帯の平均額は29万3997円という結果でした。 2人以上の世帯について年代別にみても 40歳未満は「27万2468円」と平均より低くなるのは、物の保有を減らすミニマリスト志向が原因である、と内閣府も分析しています。 ミニマリストの多くが削る物は「衣類」です。2人以上の世帯が支出する衣類の平均額は9644円であり、年間11万5728円になります。下着の費用である月額940円は支出するとしても、年間10万4448円の節約が可能です。 また使途不明のお小遣いとして毎月5890円が平均金額として記載されています。必要な物にしか囲まれていないミニマリストにとって「使途不明」の項目は基本的に発生しないため、計算すると年間7万680円が浮く計算になります。 これらの金額より2人以上の世帯では17万5128円、月額1万4594円の節約効果が見込めます。 ミニマリストは必要な物にしか囲まれていないため、不要な物に埋もれることがなくなります。忘れ物が減ったり、同じものを何回も買ったりしてしまうなど、不要な買い足しが減るのも節約効果につながっているようです。
ミニマリストで節約をすすめよう
ミニマリストとは無理をして節約しているのではなく、必要な物は惜しみなく出費し、自分にとって不要な物やサービスを可能な限り排除する生活スタイルを指します。 自分にとって必要な物だけに囲まれると、収納のセンスに関係なく家のなかがスッキリ片付くというメリットもあります。無理のない範囲でミニマリストのスタイルを取り入れ、節約に取り組んでみてください。 出典 総務省統計局 家計調査(家計収支編)調査結果 総務省統計局 家計調査報告(家計収支編)2023年(令和5年)平均結果の概要 内閣府 令和元年度 年次経済財政報告 第1章 日本経済の現状と課題 第2節 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部