月額料金が1000円以下に!? ―― SIMフリー端末と格安SIMで快適モバイル
格安で通信ができるMVNO SIM
こうした点から考えると、外出先でタブレットを使うことが多いユーザーには、やはりWi-Fi+LTE対応のタブレットがベストといえるでしょう。しかし実際には「携帯電話やスマートフォンと別にもう1台分契約するのは金額的に苦しい…」という方も多いと思います。そこでぜひお勧めしたいのが、「MVNO(Mobile Virtual Network Operator:仮想移動体通信事業者)」の格安SIMを使う方法です。 MVNOとは、NTTドコモ/KDDI/ソフトバンクなどから回線を借りてサービス提供している事業者のことです。有名どころでは日本通信やインターネットイニシアティブ、OCNといった企業が挙げられます。 MVNOのメリットは、なんといっても月額料金の安さです。速度やデータ通信量の制限値に差があるものの、最近は月額1000円以下のプランも数多く提供されています。データ通信量については、外出先から頻繁にストリーミング放送で動画を視聴しているような場合は別として、一般的なブラウジングやメールチェックならばまったく問題ないレベルでしょう。また、「普段はWi-Fiで十分だけど、ごくまれにLTE接続が必要になる」という方には、日本通信が提供する「b-mobile」の「基本料0円SIM」プランなどもお勧めといえます。 MVNOのSIMはスマートフォンでも利用可能です。確かに、MVNOのSIMが使えるのは、8月30日に発売となったGoogle公式スマートフォン「Nexus 4」のようなSIMフリー端末、もしくはキャリアでSIMロック解除した端末のみという制限はあります。しかし、たとえば通話をフィーチャーフォン、データ通信をスマートフォンやタブレットで使い分けたり、スマートフォンのみの利用でも場合によっては月額料金が抑えられたりするのです。 従来はSIMロック端末が大半を占めていた日本市場でも、ここ数年でSIMフリー端末を購入できる機会が増加し、MVNOのプランも充実してきています。「タブレットを購入したい」「スマートフォンの月額料金を抑えたい」という方は、これを機にSIMフリー端末+MVNO SIMへの移行も考えてみてはいかがでしょうか。