40代50代の「学び直し」事情。周囲も勉強を始める人が増える背景とは?
自分時間を充実させるためには、ズバリ「学び直し」と「推し活」がオススメ! とはいえ、急に始めようにもどこから始めていいかわからないこともありますよね。そこで今回はマーケティングアナリストの原田曜平さんに第一歩を踏み出すためのヒントや、これからの自分時間を楽しむためのポイントを教えてもらいました!
ESSE読者は“はざま世代”。ハマるきっかけはSNSにあり!
子育てや仕事が落ち着き、自分時間をもつ余裕も生まれたESSE世代。学び直しや推し活にハマる人も多いのでは…? と思いきや、読者アンケートでは実践しているのは3割程度。若者やメディア研究の第一人者である原田曜平さんによると、読者世代である40~50代は「昭和的な価値観と、インターネット普及後の価値観の両方を理解できる“はざま世代”と言えます。」「中間管理職のような世代ですが、だからこそ柔軟に新しいものを取り入れることもできるはず。僕自身もはざま世代ですが、同世代でも若者文化に興味を持って、フットワークを軽くしている人のほうが、若々しくて元気です」 サブスクやSNS、翻訳アプリなど便利なツールが増えたことで、気軽に情報が得られるのも今の時代のメリット。「なにかにハマってみたい人は、まずはSNSで多様な情報やコミュニティに触れてみるといいでしょう。“自分には合わない”と敬遠せず、積極的に若い世代からも学んでみると、ぽっかりあいた心の空白を埋められるかもしれません。年齢を重ねると、つい狭い世界に閉じこもって、考えが凝り固まってしまうもの。でも学び直しや推し活を通じて新しい挑戦をすれば、毎日が充実するし、幸福度も上がるはず」
原田さん教えて!ESSE世代の学び直し・推し活Q&A
大人になってからの「学び直し」と「推し活」には知りたいことがいっぱい! 原田さんに読者の素朴な疑問に答えてもらいました。
●挑戦する勇気が出ません。原田さんは学び直しをしていますか?(京都府・Iさん)
50代は人生折り返し!気になることはまず挑戦してみて まだ体力も気力もある読者世代は、新たな分野に挑戦するにはいいタイミング。僕も苦手だった理系分野の学び直しを始めたら、本来の専門分野についての発想が広がりました。