ゴールラッシュの口火切った上田綺世「チャンスメイクを意識していた」初戦不発から2ゴール
[9.10 W杯最終予選 日本 5-0 バーレーン リファ] 真価を示した2ゴールとなった。大量5得点の口火を切ったのはFW上田綺世(フェイエノールト)。前半37分にPKを決めて均衡を破ると、後半2分には体勢を崩しながら追加点を挙げた。 【写真】森保監督、スプリンクラーから子どもを助けて猛ダッシュ 上田は第1戦に続いてバーレーン戦でも先発入り。前半37分にMF鎌田大地が相手のハンドを誘発して得たPKを、上田がゴール左に突き刺して先制に成功した。さらに後半2分に2点目。FW伊東純也の折り返したボールを上田が収めると、腰をひねりながら強烈な右足シュートを放つ。ゴール左ポストに当てながら決め切った。 後半16分には持ち前のポストプレーで魅せた。上田はPAライン付近でボールを収めながらPA左に落とす。走り込んだMF守田英正のチーム3点目をアシストした。 初戦・中国戦では1トップで決定機を演出。しかし自らの得点はなかった。だからこそ、第2戦では得点を狙った。試合後のフラッシュインタビューで上田は「前回の試合でなかなかシュートを打てなかったので」と得点への意識を強調。「自分のチャンスメイクのところを意識していた」と3得点に関与した手応えを語った。 酷暑とピッチコンディションでプレーの難しさはあった。「結果的には大差での勝利になったが、前半の入りや環境も含めて難しいゲームだった」。上田は本音を明かしつつも、勝利の喜びを噛みしめていた。