河村勇輝の献身すぎプレーに米実況驚き「利己的じゃない!」 大量リードでも「アメージングだ」
本拠地バックス戦
米プロバスケットボール(NBA)のグリズリーズと2ウェイ契約を結ぶ河村勇輝は31日(日本時間11月1日)、本拠地で行われたバックス戦に2分55秒間出場した。最終盤には鮮やかなパスや試合の流れを読んだプレーに、米実況席も「彼は利己的でなさすぎる」「アメージングだ」などと驚きの声を上げている。 【動画】「NBAで褒められるって相当よ」ファンも絶賛した河村勇輝のプレー 第4クォーター残り2分55秒、グリズリーズが115-94とリードした場面でコートに立った河村。ボールを持つと、アリーナは大歓声に包まれた。得意のパスで相手のファウルを誘ってフリースローも獲得。残り1分18秒には果敢に3ポイントシュートを狙ったが、リングに弾かれた。 その後、相手のシュートが決まらず、リバウンドを拾った味方からパスを受けた河村。勢いよくペイントエリア目がけて走り込んだが、そのままドライブせずにビハインドザバックで左コーナーでフリーのジェイク・ラレイビアにパスを出した。流れから今度は右からリング下にドライブしたが、相手に囲まれてシュートコースがないと見るや、再び左のラレイビアにパスを出した。 これには中継していた米スポーツネットワーク「ファンデュエルTV」の実況を務めたピート・ブラニカ氏は「彼は利己的でなさすぎる」。これに解説のブレビン・ナイト氏も「ハハハハ」と苦笑いするばかりで、ブラニカ氏は河村の2回目のドライブのシーンも「ユウキのドライブだ! 彼は利己的じゃない!」と繰り返した。 残り1分を切り、得点差は24点。勝利はほぼ決まった中でボールを受けた河村は攻めることなく、ショットクロックバイオレーションとなるまで時計を進めた。これにブラニカ氏は「アメージングだ」。試合は122-99で勝ったが、自分の初得点より、忠実に試合を終わらせにいったシーンに驚くばかりだった。
THE ANSWER編集部