【兵庫県 2024年版】 夏の絶景・風物詩10選「清瀧洞門」透明度抜群の海景色は日本屈指の碧
◆若人の広場公園
「若人の広場公園」は、戦時中に学業半ばで命を落とした学徒追悼の場として、1967年に竣工した公園。大見山の山頂にあり、園内の資料館には戦没学徒の遺品が展示されている。 シンボルとなる高さ25メートルの慰霊塔は、東京都庁舎などを手掛けたモダニズム建築の巨匠・丹下健三氏の設計によるもの。 標高145メートルからの展望は息をのむほど美しく、夏の抜けるような広い青空と瀬戸内の海、大鳴門橋まで見渡す、穏やかで平和な風景が広がっている。 若人の広場公園(わこうどのひろばこうえん) 所在地 兵庫県南あわじ市阿万塩屋町2658-7
◆慧日寺
「慧日寺」は、1375年に建立された臨済宗妙心寺派の中本山。方丈、庫裏、裏門、経蔵、鐘楼の5つの建物が国指定の有形文化財。本堂は県指定の文化財であり、壮大な茅葺き屋根が素朴な趣を感じさせる。 徳川8代将軍吉宗から14代将軍家茂まで7代に渡って下付された、7通の朱印状が保管されているなど、文化財も多く残されている。 初夏に境内で見られる美しい青もみじも見どころのひとつ。丹波市内の10カ寺をめぐるイベント「丹波青もみじめぐり」では、御朱印やスタンプの提供も。 また、有名なホタルの名所でもあり、山林に舞うヒメボタルを観賞できる。 慧日寺(えにちじ) 所在地 兵庫県丹波市山南町太田127-1
◆慶野松原の夕日
「慶野松原」は、約2.5キロメートルにわたって約5万本の黒松が続く、白砂青松の景勝地。国の名勝であり、「日本の渚100選」「日本の白砂青松100選」に選ばれている。 青松が生い茂る海辺は夏になると海水浴に訪れる人たちで賑わいを見せる。 海でたっぷり遊んだあとは播磨灘に沈む見事な夕日を眺めてほしい。その美しさは「日本の夕陽百選」のひとつに選ばれるほど。慶野松原内には生産量日本一のいぶし瓦で“かわらぬ”愛を誓う「プロポーズ街道」があり、夕暮れ時はさらにロマンティックな雰囲気に。 また、沖合に浮かぶ小豆島の姿も美しく、北にはカラフルな石が浜を埋める「五色浜」が広がり、美景であふれるスポットだ。 慶野松原の夕日(けいのまつばらのゆうひ) 所在地 兵庫県南あわじ市松帆古津路