中谷潤人、統一戦を熱望 IBF王者・西田凌佑と「サウスポー同士でかけひきがある」ボクシング
ボクシングWBCバンタム級王者の中谷潤人(26)=M・T=が17日、WOWOWで10月に行った同級1位ペッチ・ソー・チットパッタナ(30)=タイ=との防衛戦をゲスト解説した。来年1月6日にWOWOWライブなどで放送されるもの。 試合は、ここまで76勝(53KO)1敗でダウン経験が一度もなかった強敵を2度倒す圧巻の6回TKO劇。 中谷は「すごくタフで、表情に出ない。その中で当たったタイミングを信じてパンチを出せていけたのでよかったと思います」と振り返った。 今後の目標は統一戦。バンタム級は主要4団体の世界王者がすべて日本人だ。15日には大阪市でIBF王者、西田凌佑(六島)がボディ一撃でKO防衛し、試合後のリングで「この階級で一番強いとされている中谷選手と戦いたいです」とアピールした。 中谷も「統一戦をやりたいとずっと言ってきている。チャンピオンとやりたいです。西田選手の名前が出ることも多いのですごく意識します。対戦相手を選べるなら? 西田選手です。サウスポー同士でかけひきがあると思います」と、強い意欲を示した。 また、1階級上では世界4団体統一スーパーバンタム級王者の井上尚弥(大橋)が「パウンド・フォー・パウンド(全階級最強ランキング)1位を目指している若者がいる。上がってくるのを待つしかないかな」と、中谷を意識したコメントをしている。これについても、中谷は「そこを目指してがんばっています」と笑顔で話していた。
中日スポーツ