EXILEの“末っ子”が歩んできた18年。TAKAHIRO「後輩のパフォーマンスでお父さんみたいな気分になる…」
新しいことをやらなきゃと思っていたけれど
――TAKAHIROさんはEXILEの活動とソロ活動について、どのように考えているのでしょうか。 その時々や年齢によって考え方は変わってきました。最初、ソロ活動をやらせていただく上で僕自身のなかで理由が必要だと思っていたので、自分なりの色、自分にしかできないことを模索して、新しいことをやらなきゃということをすごく意識していました。でも当時と今は180度違うぐらい、いい意味でまったく線引きをしていません。EXILEから枠を飛び越えて外に出ているというイメージがなくなったんです。 だんだんとソロ活動をしている時も、しっかりとEXILEを背負って立っている気持ちが強くなっていきました。だから新たな一面を見せるどうこうよりも、いかに自分らしくEXILEを歌い続けて、そのなかで自分がどういった音楽をやっていきたいかを感じながら発信を続けていくことで、それが自然と僕の色になっていくのかなと。 自分らしい色を自分で模索するよりも、結果その色がTAKAHIROだった、となれたらいいのかなと思います。すべてが自分の思うようにうまくいくわけでもないので、時代の流れと共に地に足をつけて過ごすことが、自分のソロ活動の定義になっていくのかなと思っています。 EXILE TAKAHIRO(エグザイル・タカヒロ) 1984年生まれ。長崎県出身。2006年に約1万人の中から新ヴォーカリストに選出されEXILEに加入。ソロ活動でもファンクラブイベントを開催し、2019年にはその続編で全国制覇を達成。2023年にソロ活動10周年を迎え、アルバム「EXPLORE」を発表、日本武道館で一夜限りのライブを実施。2024年、全国Zeppツアーと東京ガーデンシアターでの「FULL THROTTLE」、武道館2DAYS公演を実施。12月5日に作詞を手がけた配信限定シングル「Winter Song」をリリースし、12月24日にクリスマスライブを開催。
あつた美希