究極のオフロードビースト「イネオス グレナディア クォーターマスター」登場!ディフェンダーを超えるそのドライビングパフォーマンスとは?
このピックアップは驚くほど優れたサスペンションを持ち、ホイールベースが長いおかげで、背の低いファーストボーンよりも明らかに快適だ。ボッシュが供給し、クォーターマスターのためにカスタマイズされたステアリングは、私たちが高級SUVから知っているものとはほとんど関係がない。それもそのはず、このステアリングは通常7.5トントラックでも使えるものなのだ。あまり正確ではなく、カーブの後は積極的にステアリングを切り直さなければならない。 ターニングサークルは言うまでもなく、「のびのび」としか言いようがない。一方、循環ボールステアリングは、困難な地形でもハンドルにほとんど衝撃を伝えず、すでに述べたように非常に頑丈だ。
クォーターマスターは極端な傾斜も克服する
舗装道路を離れれば、クオーターマスターについていける人はほとんどいない。手動でロック可能なセンターデフ、ギアリダクション、切り替え可能なロックにより、延長されたグレナディアは、通常リフトを使って人を運ぶような極端な傾斜でも簡単に登ることができる。ディーゼルのトルク キックはもう少し役に立つ。一方、ガソリンエンジンはより洗練された挙動を示し、何よりも静かだが、平均15リットルとディーゼルより4リットルほど消費量が多い(リッターあたり6.6km)。
価格は72,640ユーロ(約1,220万円)からスタートし、レザーと豪華な装備を備えたより上質な「トレイルマスター」バージョンは81,890ユーロ(約1,375万円)から、エクストリームツーリング用にトリミングされた「フィールドマスター」エディションも同様である。そして、「クォーターマスター」をカスタマイズするのは、世界を征服するという野望と同じくらい無限で、価格の上限はほとんどない。
結論
都心にこんなブリキの恐竜は必要ない。意味があるのかどうかの議論すらできない。しかし、都心を離れれば、その瞬間に「イネオス グレナディア クォーターマスター」は究極のオフロードの野獣となる。お金に余裕のあるオフロードのプロたちのためのマシンだ。
Tomas Hirschberger
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