究極のオフロードビースト「イネオス グレナディア クォーターマスター」登場!ディフェンダーを超えるそのドライビングパフォーマンスとは?
イネオス グレナディア クォーターマスター(Ineos Grenadier Quartermaster): ディフェンダーを再発明した英国イネオスが、第2弾としてグレナディア クォーターマスターを発表した。
現在おそらく最も裕福な英国人であるジム ラトクリフ卿は、2016年に愛車である初代「ランドローバー ディフェンダー」をライセンス生産し続けることを許されなかったため、自らオフロードの象徴であるこの車をあっけなく再発明した。永遠のディフェンダーを彷彿とさせるデザインで、「イネオス グレナディア」のテクノロジーはすべて自社で開発された。
イネオス オートモーティブは、大手化学メーカーのイネオスグループの子会社として2017年に設立された。同グループの会長で冒険家のジム ラトクリフ卿が、ランドローバーの原点ともいえる初代ディフェンダーの生産中止を受けて、頑丈で無駄を省いたオフロード車を求めたことが、グレナディア開発のきっかけとなった。2000年、仏ハンバッハにあるメルセデス・ベンツの工場を買収し、そこを生産拠点にしている。パワートレーンはBMWから供給、4WDシステムなどの開発は「メルセデス・ベンツGクラス」の生産を手掛けていることでも知られるマグナ・シュタイアが担っている。
このエッジの効いたクローンは、2023年初頭からハンバッハの旧スマート工場で生産されている。化学会社イネオスの創業者兼CEOは、同時に生産設備と労働力を引き継いだ。 イネオスは現在、2万台以上を販売しており、その多くはドイツ、アメリカ、オーストラリアで販売されている。マグナ シュタイヤーと共同開発された「グレナディア」は、特に熱心なオフローダーの間では、すでに知る人ぞ知る存在となっている。また、そのすべてが安定性と堅牢性に優れ、世界中のどんな山や渓谷でも「グレナディア」を止めることができないからだ。
そして彼らの第二のクーデターは、「グレナディエ クォーターマスター」のピックアップバージョンだ。今回も、「X5」や「5シリーズ」にも採用されている2種類のBMW製直列6気筒エンジンから選ぶことができ、ZF製の8速オートマチックトランスミッションが標準装備されている。ディーゼルエンジンは最高出力249馬力、最大トルク550Nm、ガソリンエンジンは最高出力286馬力、最大トルク450Nmである。
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