ゆうちょ銀行の不正出金問題 池田社長が会見(全文6完)システムの堅牢さなどを総点検
補償についての取り決めはなかったのか
NewsPicks:すいません、決済事業者との補償の。あ、NewsPicksの記者の片平と申します。決済事業者さんと、補償との関係なんですけれども、通常こういう口座振替とか、なんか連携されるときに、どちらがどうするのかっていうのは取り決めをされるようなものだとは思われるんですけれども、そこら辺ってどういうふうなことになっていたんでしょうか。 田中:事務局のほうから現実のところをお答えを申し上げます。 事務局:お答えいたします。おっしゃられる点はそうだとは思うんですけど、今回の振替サービスにつきましては補償で、というのは、過去のものというのは規定をしていなかったということでございます。ですので、こちらにつきましては見直すということで、今、話してございます。 NewsPicks:【******** 02:02:41】、誰が【********* 02:02:43】。 事務局:お客さまの利用によってかなりまちまちでございまして、今、情報として、今、手元にございません。 NewsPicks:はい、ありがとうございます。 事務局:それでは、質問のある方は挙手をお願いいたします。それでは廊下側のAの列の前から3番目の方。
業績への影響をどう見ているのか
日本経済新聞:日経の【オガワ 02:03:15】と申します。ちょっと1点だけ。業績への影響というのをどう見てるかって、池田社長にお尋ねしたいんですけども。この一連の問題なんですけど、口座振替サービス自体はたぶん、総収益に占める割合というのはそんなに大きくはないかと思うんですけども、今、運用も苦しくて、投信の販売もちょっと今、伸び悩んでるという状況の中で、こういう問題が出てきたということについて、個人的なご発言も含めて、業績への現段階の見解というのをお聞きしたいんですけども。 池田:前回、11日の日もご説明しましたけども、当行の収入の9割方は市場運用で回しております。それで1割が手数料であります。そのうちのこの口座振替、口座振替というのも収益源でありますし、投資信託も収益源でありますが、全体から見るとそう大きな影響はないと、こう思っております。しかし今後いろいろな投資をしていかなきゃいけないという思いがありますので、決して今期の話ではなくて来期以降、安全性の投資っていうのはやっぱし負担が掛かってくるだろうと、こう思っております。 それは今、算数の計算をしてるわけではないんですけれども、どれが必要なのか、あるいは先進的な安全装置をどうやって入れるかというのも、やっぱし投資になってきますので、ここの負担はたぶん来年度から掛かってくるだろうと、こう思ってます。 どの程度あるか、それから参考までに申し上げますが、システム全体では年間で1,100億、投資をしております。投資経費。従って、決して、システムというのは重要でありますので、それをけちるつもりはまったくございませんけれども、新たにこの分の投資というのがどのくらい掛かるかっていうのは、今後、計算していきたいと、こう思っております。少し、今期についてはそう大きな影響もないし、来期も収入についてはそう大きな影響はないけども、やっぱし投資部分、投資経費の部分というのをどうやって使っていこうかというのが、経営としての一番の頭にあるところでございます。 日本経済新聞:分かりました。ありがとうございます。 事務局:それでは、ほかに質問がある方は挙手をお願いいたします。よろしいでしょうか。それではこれをもちまして本日の会見を終了させていただきます。本日はお忙しい中、ありがとうございました。 (完)【書き起こし】ゆうちょ銀行の不正出金問題 池田社長が会見