渋滞&打ち込みの温床に!? ゴルフ場スタッフが「絶対に危険」と警鐘を鳴らすカート運転の“死角”とは?
カートナビの機能を「ムダにする」カート誘導ゴルファー
先日とあるコースラウンドでビックリするような事件がありました。プレー進行を最優先しているためなのか、何と前の組も後ろの組も、カートだけを先に行かせ自分のボールに戻るプレーをしていました。 【図解】これが接待で役立つ「ゴルフカートの上座・下座」「行き帰りのクルマの上座・下座」です
カートナビには前の組のカート位置が表示され「おおよその距離」が分かるようになっています。しかし、この機能に頼り過ぎることなく目視で確認してからティーショットを行わなければ、打ち込み事故になってしまうほどカートから戻ってプレーしていました。ホールによって「最大80ヤード」程度戻っていました。 短いパー4では前組のカート表示はグリーンの横にあり、通常なら「そろそろ打てる距離」に移動していました。しかし、そこから何十ヤードも戻ってセカンド&サードショットを行うため、実際には「まだ打てない」状況に。 見通しのよいストレートなホールなら目視で確認できますが、ブラインドホールでも同様のプレースタイルだったため、確実にホールからカートが消えるまで「怖くて打てない」状況に陥ってしまいました。
後ろの組には「なぜ待っているのか?」が理解されない
悪気の有無に関わらず、打ち込み事故は大変危険な行為。ゴルファーの中には「50ヤード以内は打ち込みと一緒」という人もいるほど、ゴルファーにとってセンシティブな問題です。 しかし、「2つ前の組のプレー」など知るよしもない後ろの組からすれば、「そんなに飛ぶワケないだろう」と不快に感じていたはずです。そこで、渋滞ホールで説明しようと思っていたところ、後ろの組がセカンドショットを待っている我々に向かってティーショットを打ってきました。 届かないと考えて打ったのであろうティーショットですが、何とそのままカートに乗って我々の組に近づき、そこから数十ヤード手前にある自分たちのボールに戻って行ったのでした。 パー4にも関わらず、セカンドショット地点に2組のカートが待機しているという「異常な状況」を経験することになりました。