体を冷やさない「温活ストレッチ」。食後1時間にやれば太りにくい効果も
寒さで体がかたくなる時季は、肩甲骨と股関節を大きく動かして内側からも冷えない体づくりをしましょう! 血流を促して温まる簡単ストレッチを、トップアスリートから生活習慣病患者までメンタルとフィジカルの両面から指導しているフィジカルトレーナー・中野ジェームズ修一さん教えてもらいました。 【画像】5回でOK!床にタッチするストレッチ
温活ストレッチでぽかぽか度がアップするコツ
動くのがおっくうな寒い時季、「筋肉を動かさないと、ますます冷えやすい体になります」と語るのは、中野ジェームズ修一さん。 「同じ姿勢で体を動かさない生活が続くと、筋肉はかたくなり、その中を通る血管が圧迫されて血流が悪くなります。温活には筋肉を動かして体温を上げ、血流を増やすことが必要。そのために役立つのが背中の肩甲骨と脚のつけ根の股関節を大きく動かすストレッチです。太い血管が集まる関節回りを動かすことで、全身の血流の量が効率よく増え、体が温まりますよ」 ストレッチは5回から始めて、徐々に回数を10~15回に増やせるよう習慣化してみましょう。また、温活ストレッチでより体を温めるポイントを教えてもらいました。
●ストレッチは暖かい服装で行う
臓器が集まる体の中心部が冷えると、全身に血液が循環しません。ダウンベストやカイロなどで体の中心部を温めると効果アップ!
●肩甲骨と股関節を意識して
普段動かせていない肩甲骨や股関節を動かすと、血流を促す筋肉のポンプ作用が働きます。全身に血がめぐり、効率的にぽかぽかに。
●食後1時間にやれば太りにくい!
食後1時間くらいに行うと、血糖値の上昇が抑えられて体脂肪がつきづらくなります。長く続ければ、冷えも改善、太りづらい体にも!
1ポーズ5回でOK!ぽかぽか温活ストレッチ
肩甲骨を大きく回す動きと、スクワットを組み合わせたストレッチ。肩甲骨の間にある、熱を生み出す褐色脂肪細胞が刺激され、みるみる体が温まるのを実感!
●1:ひざを曲げ指先を床につける
足を肩幅に開き、背筋を伸ばしたままお尻を後ろに引いてひざを曲げる。手首をクロスして、指先を床につける。
●2:立ち上がり胸をはって、ひじを引く
手首をクロスさせたまま両腕を上げながら立ち上がったら、胸をはってひじを斜め後ろに引く。脇を締めてstep1の姿勢に戻る。5回繰り返す。
ESSE編集部