第40回都島区民まつり、地元のだんじり集結。名物コロッケ、福島県人会の店も/大阪
第40回都島区民まつりが27日、大川に面した区内毛馬桜之宮公園の銀橋周辺で開かれ、区民らがステージイベントや模擬店で秋の休日を楽しんだ。会場には地元のだんじりが3基集結し、祭りムードを盛り立てた。
町会の名物コロッケや古書無料提供も
ステージでは、高倉地域活動協議会子ども会鼓笛隊などの地元グループが相次ぎ登場し、日ごろの練習の成果を披露した。 また、ステージを包み込むようにして模擬店が軒を連ねた。毎年出店する淀川連合振興町会は、名物コロッケでおなじみ。専用の食材を仕入れ、揚げ立てを提供するコロッケは千個に達するという。出店仲間の団体からランチ用に10個単位で予約が殺到するなど、スタッフは油と格闘しながら、コロッケ作りに追われていた。 関西大学校友会都島支部は初参加。会員たちが自身の蔵書を持ち寄って臨時古書店を開設。古書を無料で提供しながら、校友会活動をアピールするのが狙いだ。来店した区民が「父も関大OBでして」と披露するなど、関大談義に花が咲いた。
福島県人会が「福島観光」を呼びかけ
関西福島県人会は、福島県産の牛肉を使った串焼きや福島産米ひとめぼれなどを販売。東日本大震災復興支援の一環として、福島の健在ぶりを情報発信するのが目的で、大阪市の福島区民まつりなどにも参加している。 県人会の箭内(やない)一(はじめ)会長は「大阪の皆さん、食べ物がおいしく、温泉など観光名所の多い福島に足を運んでください」と、呼びかけていた。ミニSL試乗会や各種ゲームコーナーが、子どもたちで大にぎわい。家族連れは公園の木陰で弁当を囲んでいた。 (文責・岡村雅之/関西ライター名鑑)