【40代・50代の顔悩み】シワやたるみのないきれいな首を「顔ピラティス」でつくろう!
年齢を感じさせるパーツが、首。加齢とともにシワやたるみが、どんどん加速してしまう…。「ケアしなければ、緩む、たるむは当然なんです」と、「顔ピラティス」レッスンが大人気のNORIKOさん。連載最終回は、きれいな首をつくるエクササイズ。あの懐かしの珍獣をイメージしながら、ぜひトライ!
きれいな首をつくるには、頭の位置を正すことが大事
「首の横ジワやたるみは猫背やストレートネック、うつむく姿勢が続くことで、どんどん加速していきます。連載第5回で紹介した鎖骨から首まわりのエクササイズで、広頸筋(こうけいきん)を鍛えるのもいいですし、胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)という、胸骨と鎖骨から側頭骨まで伸びている筋肉をリリースし、首筋を伸ばすのもいいですね。胸鎖乳突筋は、うつむいてスマホを眺めたりしていると、どんどん縮んでいってしまいますよ」
<胸鎖乳突筋ストレッチ>
片手を耳の後ろ~やや下に添える。反対の手は鎖骨の上へ。両手を軽く上下へ引っ張るように力を入れると、首筋にすっと出てくる斜めの筋肉が、胸鎖乳突筋。現代人の生活はうつむいていることが多いので、胸鎖乳突筋は縮むばかり。こうして手で触れて筋肉を伸ばすだけでも、首のシワやたるみの予防に!反対側の胸鎖乳突筋も、同じようにストレッチ。
<首のシワ・たるみに エリマキトカゲ・エクササイズ>
胸鎖乳突筋をほぐしたら、首の筋トレを。首筋を伸ばして、「いー」と思い切り口角を下げる。このとき、あご、エラのラインから鎖骨にかけての筋肉の硬さを感じたら、使えている証拠。首筋全体の筋力を使って。 イメージしたいのは、OurAge世代には懐かしの“エリマキトカゲ”。顔を前に出して走っていた姿を思い出し、肩を下げて「いー!」の表情で5秒カウントし、脱力。これを何回か繰り返す。前だけではなく、首を左右に動かして。NORIKOさんのように、首の筋が浮き上がっていたら、筋トレができている証拠。筋肉痛になりやすいので、最初のうちは2~3回など、少なめの回数から始めるのがベスト。
<エクササイズ後の調整も忘れずに>
「エリマケトカゲのエクササイズで首筋全体を鍛えたら、今度は、頭の位置を整えていきましょう。このエクササイズをしたあとは、頭がこんな感じで前に出ています。頭が前に出て、背すじが丸まった姿勢だと、首のシワやたるみはとれません」