米中首脳会談 バイデン大統領と習国家主席、1年ぶりに対面で
アメリカのバイデン大統領と中国の習近平国家主席は16日、訪問先のペルーで1年ぶりに対面での首脳会談を行いました。 バイデン大統領と習近平国家主席の対面での会談は3回目で、来年1月に退任するバイデン氏にとっては最後の会談となります。 会談の冒頭、習主席は「過去4年間でアメリカとの関係は浮き沈みがあったが、全体として安定している」との認識を示しました。「世界で最も重要な二国間関係である米中関係の安定は、両国民の利益だけでなく、全人類の未来と運命にとっても極めて重要であると一貫して考えている」と述べました。 また、アメリカ大統領選挙に触れ、「安定的で健全かつ持続可能な米中関係という中国の目標に変わりはない」と述べ、トランプ政権とも対話を維持する考えを示しました。 これに対しバイデン大統領は「米中関係は世界で最も重要だ。我々の関係が世界の他の国々にも影響を与えることになる」と指摘しました。その上で「両国の競争が紛争に発展するようなことは決して許されない。それが我々の責任だ」と強調しました。 会談は、1時間40分にわたり行われました。