NYダウ終値3営業日ぶり下落、382ドル安の4万3910ドル…利益確定売り広がる
【ニューヨーク=小林泰裕】12日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)の終値は前日比382・15ドル安の4万3910・98ドルとなり、3営業日ぶりに値下がりした。前日まで2営業日連続で史上最高値を更新した反動から、利益確定の売りが優勢となった。
米国のトランプ次期大統領の掲げる経済政策への期待から、ダウ平均株価は5日の米大統領選から1週間足らずで2000ドル超上昇していた。金利が上昇したことも嫌気され、値上がりした銘柄を売却する動きが広がった。製薬大手アムジェンや航空機大手ボーイングなどの銘柄が売られた。
IT企業の銘柄が多いナスダック総合指数の終値は17・36ポイント安の1万9281・40だった。トランプ氏の選挙活動を支援したイーロン・マスク氏が率いる電気自動車大手テスラは6%安だった。