新年は“すべらないうどん”で縁起担ぎ。大阪天満宮近く『星合茶寮』のすべらん「天神ぎつねうどん」
大阪を代表する神社の一つである大阪天満宮。学問の神さまである菅原道真公が祀られた神社は「天神さん」の愛称で親しまれ、初詣の人気神社であると同時に受験生が多く訪れる合格祈願の神社となっています。 風情あふれる『星合茶寮』の佇まい そんな大阪天満宮のほぼ敷地内、日本庭園に囲まれた『星合茶屋』に何ともユニークで縁起のいいうどんがあるという話を聞いたので実際に食べに行ってきました。
大阪メトロの南森町で電車を降りて、南東へ少し歩いて大阪天満宮に到着。お参りを済ませて境内を北へ歩くと、亀の池と日本庭園がある場所に『星合茶寮』はあります。 この辺りは大阪を代表する天神橋筋商店街や大きな道路が通っているのですが、お店のある庭園付近は落ち着いた雰囲気を醸し出しています。 さて、お店に入って、今回のお目当てであるすべらんうどんを使用した「天神ぎつねうどん」を注文しましょう。
食べやすし、食べて美味し。「すべらんうどん」の正体とは?
しばらくして運ばれてきたのがこちら。大きな油揚げが美味しそうですが、一見、特に変わったところのない普通のうどんに見える佇まい。ユニークな名前であっても、料理自体はいたって真面目で美味しそうです。
うどんを持ち上げると、麺は太め、長さは短め。よく見ると、うどんの中央に穴が開いています。 このうどんの特徴はここにあり、穴にお箸を引っ掛けるので「すべらん」構造になっているのです。「すべらん」=「落ちない」というのが、受験生の縁起を担ぐ商品としてピッタリということで人気となっています。 近所には関西で唯一の落語の常設寄席「繁昌亭」もあるので、芸人さんのすべらんという側面としてもご利益のありそうな商品となっています。
縁起担ぎ的な一品として人気のある「すべらんうどん」ですが、実は優しい味わいも満点。 短くて穴のある麺は、フォークで引っ掛けても食べやすいので、体の不自由な人、お箸に不慣れなお子さまや外国人など、さまざまな人に優しい商品となっています。