西鉄の営業収益が中間期で2年ぶりの増収、ホテル事業が好調…前年比5・6%増の2081億円
西日本鉄道が14日発表した2024年9月中間連結決算は、売上高にあたる営業収益が前年同期比5・6%増の2081億円と、中間期として2年ぶりの増収だった。ホテル事業が好調で1室当たりの利用単価が上がったほか、バス事業の値上げやマンションの販売戸数の増加などもあり、過去最高だった22年(2535億円)に次ぐ水準となった。 【イラスト】西日本鉄道のICカード「ニモカ」のキャラクター、名前は無かった
ホテル事業は、国内の客室で稼働率が0・9ポイント上がり、1室当たりの単価も15・5%増と大幅に上昇した。運輸業は今年1月に福岡、北九州地区の路線バスの運賃を値上げしたことから増収となり、鉄道も移動需要の回復で好調だった。
最終利益は、前年に不動産の売却益を計上した反動で15・6%減の92億円となった。25年3月期の通期業績予想は、ホテル需要が好調なことなどから最終利益を上方修正したものの、前期は下回る見通しだ。