クリスマスケーキに毒物か 女性3人死亡、血中からヒ素検出 ブラジル
(CNN) ブラジル南部リオグランデドスル州で、クリスマスケーキを食べた一家が相次いで体調を崩し、女性3人が死亡した。当局は、ケーキに毒が盛られた可能性があるとみて捜査している。 CNNブラジルが警察の話として伝えたところによると、同州トーレス市でクリスマスイブの24日にケーキを食べた家族5人(女性4人と子ども1人)が気分が悪くなり、病院で治療を受けた。 女性4人のうち3人は死亡。残る女性1人と親類の10歳の男の子は今も治療を受けている。ケーキを用意したのはこの女性だった。病院によれば、28日の時点で2人の容体は快方に向かっているという。 当局は、一家のうち3人の血中からヒ素が検出されたことを明らかにした。死亡した3人だったのかどうかは明らかにしていない。 捜査当局は、ケーキに毒が盛られたとみて調査しており、ケーキが作られた場所と、消費された場所の立ち入り検査を実施。ケーキが準備された場所では、期限切れの製品が多数発見されたと伝えられている。 カトリック教徒が54%を占めるブラジルではイブの夜にクリスマスを祝う人が多く、深夜のミサに参列してプレゼントを交換したり、家族で集まったりしてクリスマスを迎える。