第93回選抜高校野球 市和歌山 栄養講座で筋力UP 食育トレーナー、選手をサポート /和歌山
<センバツ2021> 市和歌山は月1回、食育トレーナーの武田渉さん(40)に栄養講座を実施してもらっている。体を強くするために、どの栄養素をどのタイミングで摂取したらいいかなどを学んでいる。 武田さんは京都府にある食育やトレーニングをサポートする会社の会社員。半田真一監督と知り合い、10年以上前の市和歌山商(現市和歌山)の時代から選手たちと関わってきた。 2月上旬にあった栄養講座では、選手たちはまず体重や筋肉量を計測。体の状態を確認した後、武田さんの話に耳を傾けた。武田さんは「たんぱく質は朝昼晩と均等に取る」「練習が終わってから30分以内に炭水化物とたんぱく質を一緒に取ると体に吸収される」など、必要な栄養素をいつ、どのように摂取するかなどを分かりやすく解説した。保護者にも無料通信アプリ「LINE(ライン)」を使って、献立動画を送るなどしているという。 河渕巧選手(2年)は「自分に何が足らないのか、筋肉を増やすには何を食べたら良いのかが分かる」と武田さんを信頼する。武田さんは「保護者の協力もあって、選手たちの体は入学当初から随分変わった。目標の日本一を目指して、甲子園で頑張ってほしい」とエールを送る。【橋本陵汰】