米国防総省「ロシア派兵北朝鮮軍、現在最前線の戦闘に参加していない」
米国はロシアに派兵された北朝鮮軍が最前線の戦闘に参加する様子を確認することができなかったと明らかにした。だが、ある時点になれば北朝鮮軍が戦闘に参加する可能性が非常に高いと伝えた。 ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、米国防総省のパット・ライダー報道官は2日(現地時間)、ワシントンDCの同省庁舎で開かれた記者会見で、派兵北朝鮮軍が最前線で戦闘作戦に参加しているかどうかを聞かれ、「現在までのところ、北朝鮮軍が最前線で積極的に攻撃的戦闘作戦に参加する様子は確認することができなかった」と答えた。 ライダー報道官は、北朝鮮軍がロシア部隊に統合されていてウクライナ軍のロシア施設空爆で北朝鮮軍が死亡したという報道を把握していると説明した。 1日、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は北朝鮮軍がロシア西部で戦闘によって死亡していると明らかにしたことがある。ゼレンスキー大統領は北朝鮮軍が「究極的に(ロシアの)弾除けとして使われるだろうということに疑いの余地がない」とし、北朝鮮軍死傷者数を公開する前に「証拠が必要だ」と言及したことがある。 ライダー報道官はこれについて、北朝鮮軍の死傷者数は提供できないとしながらも、ある時点になれば北朝鮮軍が攻撃的戦闘作戦に参加する状況が発生する可能性が非常に高いとみられると付け加えた。 先立って金龍顯(キム・ヨンヒョン)国防部長官は先月28日国会国防委員会全体会議に出席して「ロシア軍1個中隊につき北朝鮮軍1個の小隊形態で編成して参戦しているという諜報がある」という庾龍源(ユ・ヨンウォン)国民の力議員の質問に「現在までのところ、そのように把握している」と答えた。 金長官はこのような混成編成について「ロシア軍の主導下に戦争をしているという意味がある」とし「ロシア軍中隊長の立場から見ると、最も危険で難しい地域には自国小隊を送るのではなく北朝鮮小隊を送るだろう」と予想した。あわせて「(派兵された北朝鮮軍は)弾除けという表現が合う」と強調した。