オリラジ中田敦彦が語る「話を聞いてほしい」欲求の根源 YouTube前は「テレビもラジオもXもインスタも…全部うまくいかなかった」【報道の日2024】
明石家さんまさんだって聞いているじゃないすか。さんまさんばっかり話してないじゃないですか。けれど、YouTubeはもう、2時間喋ったら2時間ノーカットで流せるんですよ。 私はとにかく編集でカットされるのがつらくて。でもカットする気持ちもわかるし、尺もあるし。とにかくあのカンペを読むことと、カットされることが嫌だった、という人間ですね。 井上: 今後ってどう考えているんですか。40歳を超えてきて。 中田: でも、話を聞きたいですよ。(聞くのが)下手だって思うし、才能ないなって思いながらも、それ以上にすごい人に会いたい。結局、人間って一番人間に興味があるから、どんな人がいるんだろうっていう。 井上: 中田さんはエゴサーチとかするタイプなんですか? 中田: たまにします。他には、自分のコミュニティで、Xのようなアプリを自分で作って、自分が管理してるんです。私はイーロン・マスクとは全く違う考え方で、(SNSは)綺麗な方がいいと思ってるので、ネガティブな書き込みは、あらかじめ「非表示にしますよ」って言ってます。 私が全部見て、私が非表示にしています。愚痴と誹謗中傷が増えると荒れるので、それだけはカット。だからすごい平和なんですよ。 井上: ポジティブなつぶやきだけですと、あんまり盛り上がらなくなるのではないでしょうか。 中田: ポジティブな盛り上がりをした方がいいでしょう。ネガティブな盛り上がりをするぐらいだったら、盛り上がらない方がマシだって思っているので。 ■YouTubeの「自由の孤独」のフィールドがあれば、不自由を楽しめるようになる 井上: 中田さんはこの先、YouTubeを軸にやっていくか、それともオールドメディアのテレビなどにももう1回出るのでしょうか。 中田: テレビやラジオの良さは、こうやって人に会えるし、スタッフと一緒に作れる。誰かと何か作りたいって気持ちを満たしたいから、それもやっていきたいんですよね。 YouTubeの「自由の孤独」に耐えきれませんでしたが、「自由の孤独」のフィールドがあれば、不自由を楽しめるようになる。何か駄目出しされても、カットされても、指示を受けても、今なら楽しめるんですよ。もうカンペを読みたいし、VTRも見たい。
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