【キーンランドC】マテンロウオリオン 復活へ向け仕上がり上々 昆助手「ピッチで走る馬なので、馬場が渋ってもいいかも」
「キーンランドC・G3」(25日、札幌) 肉体的な状態はいつ復活してもおかしくないところまで仕上がってきている。2年前のNHKマイルC2着以来、複勝圏から遠ざかっているマテンロウオリオン。22日、横山典を背に札幌ダートを駆け出し、5F68秒2-38秒9-12秒0を計時した。 昆助手は「いい動きでしたね。元気があったし、千二にも徐々に慣れていっている。前走が開幕週の馬場だったし(開催終盤の)今回の方が末脚が生きるでしょう。ピッチで走る馬なので、馬場が渋ってもいいかもしれない」とうなずく。年始の京都金杯まではマイル路線を歩んできたが、オーシャンS以降はスプリント路線へ。何とか復活への活路を見いだしたい。 退厩期限となる21日まで函館にとどまって札幌への輸送翌日の追い切り。馬場入りで散々ごねたが、頭絡をつかまれて馬場まで引かれると、駆けだしは急だった。昆助手は「向こう(函館)でやって少し足らない感じだったので、こっち(札幌)でやって少しピリッとしました。いろいろはまれば」。人事は尽くした。あとは天命を待つだけだ。