「自分で自分の機嫌をとる」の呪縛にとらわれた45歳バツイチ女性。年々増す孤独はどうすれば…?
新しい季節の到来
自分で選択した「一人」に誇りをもって、精神的に自立して生きてきたシオリさんの10年間。まずはそんな「これまでのシオリさん」に「お疲れ様でした!」と声をかけたいです。 そして最近感じ始めているというモヤモヤは、シオリさんの人生に「新しい季節」が到来している兆しなのではないではないでしょうか。 「周囲を頼らず一人で生きてきた」というセルフイメージが強い場合、「誰か」を求める自分の変化に戸惑ってしまう気持ちはよく分かります。しかし、自分の変化を悲観的にとらえて、自分を否定しないであげてほしいなと思います。 「三つ子の魂百まで」なんて言いますが、実際は大人になってもいろいろ変化しますよね。「誰かと一緒にいたい」「一人でいたい」という相反する気持ちが時期によって揺らぐというのも、そんなに珍しいことではないのでは。1年に四季があるように、人間の人生にもいろいろな季節があるということだけ。まずは、自分の変化を素直に受け入れる態勢を整えてくださいね。
文/梅津奏 作画/Sumi 構成/山本理沙
梅津 奏,Sumi