中居謝罪も“アテンド疑惑”フジテレビに苦情殺到…「会見すべき」視聴者の声に同社の回答は?
中居正広(52)と女性の性的トラブル報道をめぐりフジテレビに視聴者から苦情が殺到していることが、日刊ゲンダイの取材で明らかになった。 【写真】渡邊渚アナがグラビア初挑戦! 昨年12月19日発売の「女性セブン」が「中居正広 巨額解決金 乗り越えた女性深刻トラブル」という記事で、中居が女性側におよそ9000万円の解決金を支払っていたことを報道。その後、「週刊文春」が詳細を報じた。中居は9日、トラブルが事実だったこと認め、公式サイトで「私の至らなさによるものであります」などと改めて謝罪した。一方、トラブルへの関与と局幹部の“アテンド疑惑”が報じられたフジは、「昨年来、事実確認を含め対応を継続しています。また、出演者などとの関係性のあり方については改めて誠実に対応してまいります」としているが、昨年発表した《当該社員に関するご質問は事実と異なりますので、明確に否定させていただきます》とする声明は撤回していない。 「フジは中居がMCを務める『だれかtoなかい』について12日から当面放送を休止すると発表しました。ただ、その理由は“中居氏に関する報道を受け、状況を総合的に検討した結果”と非常に分かりにくく、視聴者に大きなフラストレーションを与えています。事実、先月中旬から視聴者から苦情が続々と寄せられています」(フジテレビ関係者) 実際、昨年12月16日までの1週間にフジに寄せられた「視聴者の声」を見ると約5800件だった。それが、今年1月6日までの1週間は8400件に急増している。その多くが「中居正広へのネガティブな反応」で、概ね以下のような内容だった。 ■「刑事責任が問われる大事件だと思う」の指摘も ●「フジテレビのリリースの中に『事実でないことが含まれており…』という記載がありましたが、事実の部分もあったわけですよね。このような対応では、フジテレビの経営基盤が揺らぐのではないですか? 記者会見を開いて、説明すべきではないですか?」(40代男性) ●「中居正広さんのテレビ出演に断固反対します。出演させるのであれば、スポンサーに連絡しようと思います」(40代男性) ●「刑事責任が問われる大事件だと思います。安全配慮義務違反の疑いがあります。HPの文章だけで済ますのは、上場企業として、テレビ局としてあり得ない対応です」(フジ株主を名乗る50代男性) 中居の出演番組の放送中止を求めると同時に、フジの特定地上基幹放送事業者としての説明責任を問う声がほとんどだった。 果たして、こうした視聴者の声をフジはどのように受け止めているのだろうか? 日刊ゲンダイが「中居氏の女性トラブル報道と局の関係に関して会見を開く予定はあるか」について質問すると、「様々なご意見が寄せられていることは承知しておりますが、回答は控えさせていただきます」(企業広報部)と連絡があった。 「アテンド疑惑が報じられた幹部社員は、先週まで涼しい顔で局内を闊歩していましたよ。ただ、視聴者からの苦情が殺到していることに加えて、渉外担当者は営業先でスポンサーに中居さんの騒動を突っ込まれて苦しい立場に立たされています。何かしらの“ケジメ”をつけさせられることになりそうです」(同) 中居も「このトラブルについては、当事者以外の者の関与といった事実はございません」とフジ幹部の関与を全面的に否定しているが、それで視聴者の不信感を拭えるかどうか。フジはもはや2月の社長定例会見までノラリクラリとかわすのが難しい状況に立たされつつある。 ◇ ◇ ◇ フジテレビの順法意識が、今、かつてないまでに注目されている。関連記事【もっと読む】フジテレビが“だんまり”する中居正広騒動への対応、同社の「コンプライアンス ガイドライン」も炎上中…では、同社に集まる厳しい視線について伝えている。