巨人・山崎伊織、後半〝タレた〟昨シーズンを教訓に「真っ直ぐ」突き進む
巨人・山崎伊織投手(26)が5日、東京・千代田区のホテルニューオータニで行われたトークショーに大勢、門脇とともに参加した。書き初めのコーナーでは「真っ直ぐ」と力強く記し、新年の誓いを立てた。2年連続2桁勝利を記録し、今季は自身初の開幕投手を目標とする右腕。「浮き沈み、波がある」というメンタル面を安定をさせ、日本一の原動力となる。 【写真】巨人・山崎伊織、書き初めで「真っ直ぐ」と力強く記した 〝安定〟してシーズンを走り切る。山崎は真っ白な半紙を前に筆を取り、「真っ直ぐ」と一年の抱負をしたためた。 「球種のストレートではなくて、気持ち。浮き沈みじゃないですけど、波があったりする。気持ちを自分でコントロールして、『真っ直ぐ』に突き進みたい」 2年目の昨季は10勝6敗、防御率2・81。レギュラーシーズン最終戦で勝利して2年連続2桁勝利を達成したものの、後半は急ブレーキ。7勝を挙げた前半戦から一転、8月以降は3勝にとどまった。当時を振り返り「ピンチの時に(2ストライクまで)追い込んで、自分では決まったと思ったボールを審判さんにボールと言われて、その後に打たれることが何回かあった」とマウンド上での精神状態の乱れを分析。「そういった部分を高いレベルで維持できたら」とメンタルの安定を成績の安定につなげる。 先発陣には日米通算197勝の実績を誇る田中将が加入する。5年目の今季、自身初の開幕投手を目指す右腕は「学ぶことはたくさんある。吸収して自分の野球人生のプラスにできるように」と経験豊富なベテランから貪欲に学ぶ考えだ。 「シーズン中、疲れとか体の面で休もうかなとかはあると思う。今年はそういう時にもう一個頑張れる自分でありたい」と言い切った山崎。フル回転の先に、リーグ連覇と日本一が見えてくる。(原田優介)