高齢者の交通事故防止へ 夜間の交通安全教室 早朝・夜間は特に注意【長野・佐久市】
高齢者による交通事故を未然に防ごうと交通安全教室が開催されました。気を付けたいのが早朝・夜間の事故です。 24日夜、佐久市の自動車教習所で開かれた交通安全教室は、高齢者を対象にしています。 地域の住民20人が参加しました。 ■参加者 「あんな暗けりゃ全然分からない。反射材だけは分かる」 テーマは夜間の交通安全。参加者は照明を落とした中で服の色の違いによる人の見え方を体験しました。 また夜間は日中に比べて車を遠くに感じやすいといわれています。 道路の横断で大切なのは夜間も当然左右の確認です。 ■教習所指導員 「右見て、左見て、また右見て、左見て。少なくとも下向いて渡らないように、それが一番大事ですね」 講習を終えた参加者は実体験を通じて、交通安全への意識を高めていました。 ■参加者 「怖いです。夜は運転しないようにしてますけど」 ■佐久警察署・川又翔 交通課長 「運転される方はハイビーム。走行用の前照灯はハイビームになります。(歩行者は)夜光チョッキ、夜光タスキを付けていただく。車は意外と(速度)が速いです。ご自身が思っているより、早くぶつかってしまう可能性がありますので、行けるであろうは、やめてください」 今年の県内の交通事故による死者は、先月までで40人を数え、このうち19人が65歳以上です。ほぼ半数を高齢者が占めていて県警が注意を呼び掛けています。