チャタリングに悩まされたホンダの中上貴晶。「諦めてはいない」と決勝に向け改善を狙う/MotoGP第13戦サンマリノGP
9月7日、2024年MotoGP第13戦サンマリノGP MotoGPクラス 2日目のセッションがイタリアのミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで行われた。中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は予選を22番手で終え、スプリントは20位でフィニッシュした。 【写真】中上貴晶(ホンダ・イデミツLCR)/2024MotoGP第12戦サンマリノGP 2日目 フリー走行2回目は、セッションを通して前後ソフトタイヤを選択し周回を重ね、19番手で終えた中上。 続く予選Q1でも唯一となる前後ソフトを選び、他車と違うタイヤ戦略で挑んだ。最初のアタックで1分32秒071と11番手タイムを記録。リヤのみニュータイヤに変えた最後のランではタイムを更新できず予選Q1を終え、他車のゲインもあり22番グリッドからのスタートとなった。 午後の13周のスプリントは、オープニングラップでアレックス・リンス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)の前に出るも、翌2周目に先行を許してしまう。 前を行くルカ・マリーニ(レプソル・ホンダ・チーム)とリンスに蓋をされた格好となり、後半は1分33秒台までペースを下げることに。チャタリングにも悩まされ、思うようにプッシュできなかったようだ。 状況は好転せず、リンスのすぐ後ろでチェッカーを受け、20位でスプリントを終えた。 27周の決勝までに改善を果たせるか、ドイツGPから続く連続ポイント獲得を期待したい。 ■LCRホンダ・イデミツ 中上貴晶(予選:22番手、スプリント:20位) 「難しいスプリントでした。コースを理解してプッシュしたかったのですが、チャタリングのせいで思うようにできませんでした。しかし、諦めてはいません。明日のレースに向けて改善できるかどうか、収集したデータを分析しています」 [オートスポーツweb 2024年09月08日]