大神いずみ「野球って、なんて難しいスポーツだろうと思う。長男翔大は履正社の卒部式へ。夫・元木大介は息子のルーティンで打席に…」
◆スポーツをやる人って、ホントに凄い 漫画のように一打席に入る時、一球を投じる前に、心の声で長々とつぶやいている暇など実はない。ベンチにいる時から集中してゲームに臨んでいても、一つ一つのプレーの間合いはとても短い。一瞬の判断で体が動くかそうでないかは、本当に僅かな時差なんだろうと思う。 スポーツをやる人の頭の中、それに連動して動く体って、ホントに凄いと思う。どこか私の運動神経は、絡まってところどころ三つ編みになっているような気がしてならない。とにかくスポーツができる人のことを、私はうらやましいやら尊敬しているのである。 しかも。 野球にはさまざまなサインが存在し、攻守ともに複雑な動きをサインで動いているというのを、なんと私はかなり長らくわかっていなかった。 学童の時など、打席に入ってベンチからのサインに目を凝らして見ている選手に対して 「こら、早く前を向いて打ちなさい!」 など思っていた私。 口に出して言うたことはないが… ああ恥ずかしい。
◆なぁんて難しいスポーツなんだ 中学、高校とだんだんサインは複雑になり、種類も多くなっていく。きっちり覚えていなければサインミスにつながる。とてもとても責められる。サインなしの自分の判断も、経験や知識がなければ難しい。相当頭を使うスポーツなんだということを、私は子どもが野球をやるまで全く知らなかったのだ。 出されたサインの指示通りに動くには、それまでに何度も何度も練習を重ねていなければならない。指示通りに打とうと思っても、練習通りバットが振れるとも限らない。 バッテリーとの駆け引きで、球種やコースを予測しながらバットを振るタイミングや力加減、打ち方を変えていく。いつそんなことができるようになるのか。気の遠くなるような練習と経験でしかないのである。 なぁんて難しいスポーツなんだ野球、と 私は今でも知れば知るほど感じるようになった。 私に走れと言われれば走ることはできても、 「野球やってみて」と言われて何一つまともにボールにかすりもしない自信しかない。
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