町田がJ2降格の鳥栖に敗れ逆転V遠のく 残り3戦で首位神戸と勝ち点7差 鳥栖は木谷監督初勝利
◇明治安田J1リーグ第35節 鳥栖2―1町田(2024年11月3日 駅前不動産スタジアム) 【写真】鳥栖に敗れ、立ち尽くす町田・GK谷 逆転優勝を目指す町田が、J2降格が決定している鳥栖に1―2で競り負けた。後半に一度は追いついたものの、終盤に勝ち越された。5試合勝ちなしで今節首位に浮上した神戸と残り3試合で勝ち点7差となり、優勝は厳しい状況に。鳥栖は13試合ぶり、木谷公亮監督の途中就任後10試合目でようやく初勝利を挙げた。 町田は主将のDF昌子源が累積警告による出場停止で、DF張敏圭(チャン・ミンギュ)が約4カ月ぶりに復帰。2トップにはFWミッチェル・デュークと今夏加入のMF相馬勇紀を並べる布陣を敷いた。試合開始から攻め立てたもののゴールを割れず、前半20分にクロスから鳥栖の2種登録FW鈴木大馳にJ1初得点を決められ、先制を許した。 町田の黒田剛監督は後半開始からDF望月ヘンリー海輝らを投入して反撃。同21分にロングスローからこぼれた浮き球を、DFドレシェヴィッチが鮮やかな右足ボレーで合わせて同点とした。それでも勝ち越し点までは奪えず、同39分に相手CKから途中出場の鳥栖MF寺山翼に決勝ゴールを許した。 試合後の中継インタビューに応じた黒田監督は「状況が状況なので、なかなか受け入れがたい結果。1点を返した後に、もっと飲み込むパワーが必要だった」と悔しさをかみ殺しながら振り返った。