ロバーツ監督が「約20年ぶり」都内でCM発表会見に出席 WS制覇は「応援のおかげ」日本ファンに感謝
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(52)が4日、都内で行われた「木下グループ」(本社・東京都新宿区)の新CM制作発表会に出席。ドジャースを応援してくれた日本のファンへ感謝を口にした。 CM撮影は前日に行われたそうで、沖縄生まれで日本人の母を持つロバーツ監督は「このような形で日本に帰ってくることができて光栄。東京に帰ってくるのは約20年ぶり。木下グループの木下さんにも感謝いたします」と語った。 そして「日本の皆様にはこのドジャース、大谷翔平、山本由伸を応援していただき、そして皆様の応援のおかげでワールドチャンピオンになることができました。皆様がたくさんドジャースタジアムに来られたことも知っています。ありがとうございます」と日本のファンの声援に感謝した。 ワールドシリーズ制覇を祝して花束を渡されると「スゴ~イ!」と日本語で喜び「アリガトウゴザイマス」と笑顔で受け取った。 また、日本のファンには「まずは“ありがとうございます”という言葉を送りたいです。日本では朝からドジャースの試合が始まる。アメリカに来て頂いて一緒に楽しんでくれたこともうれしく思います」と再度、感謝の言葉を口にし「日本のメディアの皆様にも非常に感謝します。2025年のチャンピオンに向けて頑張っていきます。引き続き応援をお願いいたします」と来季の連覇を誓った。 単独でのCM出演は初めてで「今回初めて1人でのコマーシャル。このような機会をいただき1人でやるということで緊張した」と明かし「木下グループや木下さんがどういったことをやるか調べて、すごく楽しみな気持ちになった。木下さんは若い時からこの企業を成長させた。介護にも取り組んでいる。私も良い監督になる上で人と接することを重要視している。このオファーが来た時に凄く楽しみな気持ちになりました」と振り返った。 CMには幼少期の写真も登場するそうで「私は沖縄生まれで、母は那覇出身です。そして実は今夜、息子と一緒に沖縄に行く予定です」とこのまま、沖縄に向かうことを明かし「沖縄の人は家族がすべて、家族を大事にする。若い時から見てきた」とロバーツ監督。だからこそ「選手に対して家族のように接することを大事にしている。沖縄に行った時に朝、オジイサン(日本語)と各地のバーを回って空き瓶を回収したのを覚えている。おばあさんを含めハードワークの大切さを学んだ。私のハートは母親にあります。チイサイ(日本語)時の写真は母親に選んでもらった。おもしろい髪形かもしれない」と時折、日本語の単語を交えながら、沖縄での思い出を懐かしんだ。 そして「沖縄の家族、いとこ、オバ、オジ、そして友人など1972年に沖縄で生まれてからサポートしてくれた家族に会えることを非常に楽しみにしています」と胸を躍らせた。 また、「マネジメントにおいて、すべては人と人のつながりが一番大事。人のポテンシャルをいかに最大化できるかが一番大事」とし「このCMのテーマも人と接する仲で尊敬し合えるかが大事になっている。メンタルヘルスが大事になってくる。26人の選手、1人1人違う考え方、違う選手だが、1人1人のポテンシャルを最大化するのが私の仕事。木下グループさんの考え方と一致していると思う」と企業理念と自身の考えが一致したとCM出演の経緯も語った。 木下グループは住まいや医療福祉などの事業を展開。ロバーツ監督が出演したCM「人の可能性を引き出せるのは」編では、指揮官が自ら生い立ちを語っている。CMは来年1月中旬から放送予定。