「経済的な心配はありません」65歳以上の68.5%に。70歳代で貯蓄2000~3000万円未満のお金持ちは何パーセント?
70歳代の貯蓄はいくら?「2000~3000万円」を達成する割合(貯蓄保有世帯のみに限定)
貯蓄保有世帯のみに限定し、同様に平均額や2000万円以上の割合を確認します。 ●【70歳代・二人以上世帯】の貯蓄2000~3000万円未満の割合 ・9.1% ●【70歳代・二人以上世帯】の貯蓄2000万円以上の割合 ・33.4% ●【70歳代・二人以上世帯の貯蓄額】平均と中央値 ・平均:2188万円 ・中央値:1100万円 貯蓄保有世帯のみに限定すると貯蓄平均は2000万円を超え、中央値も1000万円を超えました。 貯蓄2000万円以上は33.4%に上ります。 貯蓄だけで経済的な余裕は図れませんが、2000万円に満たない世帯も「経済的な心配はない」と回答している可能性があるとうかがえます。 続いて重要になるのが「収入」です。 今のシニアはどれほどの「厚生年金」と「国民年金」を受給しているのか、次章にて見ていきましょう。
70歳代の「厚生年金」と「国民年金」受給額はいくらか
70歳代の収入額を知るために、厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」より年金額を1歳刻みで確認しましょう。 ●厚生年金の平均月額(70歳~79歳) ・70歳:14万1350円 ・71歳:14万212円 ・72歳:14万2013円 ・73歳:14万5203円 ・74歳:14万4865円 ・75歳:14万4523円 ・76歳:14万4407円 ・77歳:14万6518円 ・78歳:14万7166円 ・79歳:14万8877円 ●国民年金の平均月額(70歳~79歳) ・70歳:5万7320円 ・71歳:5万7294円 ・72歳:5万7092円 ・73歳:5万6945円 ・74歳:5万6852円 ・75歳:5万6659円 ・76歳:5万6453円 ・77歳:5万6017円 ・78歳:5万5981円 ・79歳:5万5652円 国民年金のみであれば5万円台、厚生年金の上乗せがあれば14万円台(国民年金との合計額)が平均となっています。 ただし、厚生年金は現役時代の収入や加入期間によって異なるため、個人によって差が大きいことに留意が必要です。