ゴリアットが香港ヴァーズ回避 来年に備える オーナーはセン馬の凱旋門賞出走許可を要請
24日のジャパンCで6着のゴリアット(セン4=仏F・グラファール、父アドラーフルーク)は選出済みの香港ヴァーズ(12月8日、シャティン芝2400メートル)を回避し、フランスに帰国して来年に備えることが決まった。共同馬主のジョン・スチュワート氏がXで発表した。 「ゴリアットは素晴らしい状態でレースを終えました。チームと綿密に協議した結果、休養期間を取るという結論に達しました。来年、世界規模でゴリアットを披露することを目的としたキャンペーンの準備としてフランスに返す予定です」と投稿した。 また、フランスの競馬統括機関フランスギャロにセン馬の凱旋門賞出走を許可するよう要請。「競馬ファンは最高の舞台で最高の馬の才能を目にする権利があります。繁殖に関して何の保証もないまま牝馬が出走できるのではあれば、去勢されたという理由だけで優秀な馬を排除するのは矛盾しているように思います」とつづった。 凱旋門賞は「繁殖馬選定レース」の観点からセン馬に出走資格がない。「いずれにせよ、私たちはゴリアットを世界の主要な芝のレースに送り出すことに全力を尽くします」と来シーズンへの意気込みで締めた。