阪神・才木浩人が藤井聡太七冠〝超え〟の投手8冠宣言「取れるものは一つ残らず取りたい」
来年3月16日の米大リーグ、ドジャースとのプレシーズンマッチ(東京ドーム)での先発登板も内定済み。大谷については「〝王将〟も〝王将〟でしょ」と表現する。2023年3月の強化試合では一発を許したが、最速157キロの飛車のような直球と「いいカーブが投げられたらいいな」という変化球を駆使しながら、詰みにいく。
「そういう対戦ができることは、僕がオフに『頑張ろう』というきっかけにもなる」
20年オフの右肘内側側副靱帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を乗り越え、今季は13勝を挙げたが、いまだタイトルなし。藤井七冠〝超え〟へ、闘争心をかき立てられた。打者を次々と投了させ、完全制覇をする。(須藤佳裕)
★野球界にもAI!?
将棋界ではAI(人工知能)の活用が進んでいる。才木は配球面など野球界への流入も「あると思います」と口にした。その上で「野球をやっているのは人。人の考えや得意不得意とかもある」と私見を述べ、どんなムーブメントが起こっても変わりなく自分の技術を向上させていくことの重要性を説いた。
■データBOX
◉…才木が来季、投手〝8冠〟を達成すれば日本球界ではオリックス・山本由伸(現ドジャース)以来となる。山本は21年から3年間、最多勝利、最優秀防御率、最高勝率、最多奪三振、MVP、沢村賞、ベストナイン、ゴールデングラブ賞を獲得した