家族が増える予定なので、新車の「アルファード」購入を考えています。年収「450万円」ですが、流石に購入は難しいでしょうか…?
アルファードはトヨタの車のなかでも高級ミニバンにあたり、人気の車種のひとつです。車を買い替える際に、年収450万円で新車のアルファードが購入できるのか気になる方もいるでしょう。また、家族が増えるので、大型の車を買っておきたいという方もいるでしょう。 そこで今回は、年収450万円で新車のアルファードが購入可能かどうかを解説します。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
新車のアルファードの販売価格
新車のアルファードの販売価格は、表1の通りです。 表1
※トヨタ自動車株式会社「アルファード 価格・グレード」を基に筆者作成 新車のアルファードの販売価格は、540万~872万円です。グレードは、大きく分けると「Z」と「Executive Lounge」の2種類があります。「Z」のみガソリン車がありますが、2WDと4WDに分かれており、価格が異なります。
年収450万円で、新車のアルファードは購入できる?
一般的に車の購入価格の目安は年収の30~50%といわれているため、年収が450万円の場合、車の購入価格は135万~225万円が相場のようです。また、アルファードには複数のグレードがあり、販売価格は540万~872万円となっています。 これを踏まえると、アルファードの新車は最低でも540万円かかるため、年収450万円の120%となり、目安を大幅に超えてしまうでしょう。数字だけを見ると、購入が難しそうです。 ただし、十分な頭金を用意できたり、ローンを組んだりする場合は購入できる可能性があります。
年収450万円で無理なく新車のアルファードを購入する方法
年収450万円の場合、一般的には新車のアルファードを購入することは難しいかもしれません。しかし、目安の年収に届いていなくても無理なく購入できる方法もあります。ここでは、年収450万円でもアルファードを購入するための方法をご紹介します。 ■残価設定型ローンを利用する 残価設定型ローンを利用することで、新車のアルファードを購入できる可能性があります。残価設定型ローンとは、将来的に車を下取りに出す前提で、車両価格から設定された下取り価格を引いた金額でカーローンを組む方法を指します。 借入金額をおさえられるため、毎月の返済額が少なくなる可能性があります。ただし、車の所有者はディーラーや信販会社となり、支払いの最終回になったら下取りに出すか、残価を支払う必要があるでしょう。 ここで、新車のアルファードを残価設定型ローンで購入する場合のシミュレーションを、以下の条件で行います。なお、購入者は単身者とします。 ●購入価格:540万円 ●頭金:0円 ●支払い回数:60回 ●金利:5.9% ●最終支払割合:53% ●ボーナス払いなし 試算すると、毎月の支払い額は6万3900円となります。一般的なカーローンで購入するよりも毎月の負担が軽くなるでしょう。 年収450万円の場合、毎月の手取り収入は29万円程度とされています。総務省統計局の家計調査によると、単身世帯の平均消費支出は16万7620円であるため、6万3900円をプラスすると、23万円程度の支出となります。6万円程度の手残りがあるため、残価設定型ローンを利用すれば、年収450万円でも新車のアルファードを購入できる可能性があるでしょう。 しかし、家族がいてさらに生活費がかかる場合やほかの支払いなどがある場合は、購入は難しくなるかもしれません。 ■中古のアルファードを検討する 無理なく購入できる金額に合わせて、中古のアルファードを検討するのもよいでしょう。中古のアルファードは、トヨタ認定中古車によると50万~200万円で購入可能です。 年収450万円の場合、車の購入価格の目安は135万~225万円のため、無理なく購入できる金額といえるでしょう。ただし、年式が10年以上前のものや走行距離が10万キロメートルを超えたものなどが多く、購入後にメンテナンス費用がかかる可能性を認識しておきましょう。