除雪追いつかず生活を圧迫…“最強寒波”気象庁が緊急発表「10日にかけ大雪」
気象庁と国土交通省は緊急発表を行い、9日から10日ごろにかけて大雪となり、交通障害などが発生する恐れがあるとしています。 【画像】除雪追いつかず生活を圧迫…“最強寒波”気象庁が緊急発表「10日にかけ大雪」 気象庁気象監視・警報センター 細見卓也所長 「10日金曜日ごろにかけて、日本付近上空に強い寒気が流れ込んで、強い冬型の気圧配置となる。本州の日本海側を中心に降雪が続き、平地でも大雪となる恐れがある」 国交省防災課 西澤賢太郎課長 「車両の立往生や道路の通行止め、公共交通機関の大幅な遅延や運休が発生する恐れがある。不要不急の外出は控える。予定を変更することも考えてください」 太平洋側の平地でも一部の地域で、大雪になる可能性があるそうです。
石川県輪島市では8日、この冬、一番の積雪となりました。 家の周りを、入念に除雪していた西山茂男さん(81)。車の進路が確保できるように、除雪機を動かします。 西山さんの自宅は地震で半壊。補修をして、夫婦2人で住み続けていますが、いまも、爪痕は残されたままです。降り積もる雪に、不安を募らせます。 西山茂男さん 「心配だけど、こればっかりはわからない。若い人でもいれば、当てになるけど、雪の始末するのが一番大変、重労働」
今シーズン最も強い寒波が列島に流れ込んだことで、北は北海道でも、ラッセル車が雪をかきわけます。 岩見沢市では8日、雪下ろしをしていた業者の男性2人が屋根から転落しました。2人は、雪に埋まり、同僚によって掘り起こされましたが、1人が心肺停止の状態で搬送されています。 8日は、強い寒気が列島を覆って、北陸を中心に大雪となっていますが、西日本など広い範囲で積雪が増え始めています。 岐阜県では1日で50センチ以上の雪が降ったところもあります。岐阜については、気象庁も県名をあげて、警戒を促しています。 東海北陸自動車道では、日付をまたいだころから除雪を続けていましたが、雪のため、一部区間で上下線とも通行止めに。ネクスコ中日本によりますと、復旧のメドは立っていないということです。