除雪追いつかず生活を圧迫…“最強寒波”気象庁が緊急発表「10日にかけ大雪」
すでに災害級の大雪となっている青森。 この時期に欠かせない灯油の配達にも影響が出ていました。 給油ホースを目いっぱい伸ばして、そのまま背丈を超える雪の壁を登っていきます。その先に給油タンクがあります。 コープあおもり弘前灯油センター 前田大典さん 「こんなところばっかりですよ。結構、多い。中には雪で埋まっているタンクもある。見えなくなってしまっているタンクも」 配達時間をいつもより4時間延ばして対応していますが、それでも依頼に追い付いていないそうです。 青森市内のタクシー会社。時間を指定した予約には、もう対応できません。車庫には、雪で出社できない乗務員がいるため、車は余っていました。 稼働しているタクシーを守るため、この会社独自の取り組みとして、救援部隊を設置しています。8日も出動要請が。現場に駆けつけると、会社のタクシーがスタックしていました。 成長タクシー 一戸裕康さん 「今年は、災害級の雪だと思う。できる限り24時間、(行政には)人とか設備を投資して、より早く除排雪が行き届く体制をつくっていただければ」 夜明け直後のむつ湾。日中の交通を妨げないようにと、ダンプカーは夜通し、雪を海に捨て続けていました。 ダンプカー運転手 「(Q.ずっと雪を捨て続けている)そうですね、追いつかない感じ。(Q.住宅地の除雪は)幹線道路やっているので、いま目いっぱい」 半日で、80回以上、雪を捨てに来ているドライバーもいます。 ダンプカー運転手 「疲れは、もうピーク。休み、全然ない。(Q.何が足りていない)やっぱり人手不足」
テレビ朝日