強い冬型の気圧配置 日本海側中心に大雪や猛ふぶきのおそれ 太平洋側でも雪や雨 今季一番の寒さも続出
きょう22日(日)からあす23日(月)にかけて強い冬型の気圧配置になり、強烈な寒気が流れ込む見込み。日本海側を中心に大雪や猛ふぶきになる所があり、太平洋側でも雪や雨の降る所がありそうだ。今季一番の寒さが続出し、晴れる地域も含めて風冷えになる予想。
日本海側中心に大荒れ
けさは日本海側を中心に雪や雨が降り、福岡や下関(山口)からは初雪の便りが届いた。酸ケ湯(青森)では積雪が220センチと、全国の今季一番の積雪を更新している(午前6時現在)。
このあとも日本海側を中心に断続的に雪や雨が降り、北陸から北は平地でも、西日本は山沿いを中心に雪になりそうだ。山沿いを中心に積雪が急増するおそれがある。また、四国や近畿、東海などの太平洋側にも雪雲、雨雲の流れ込むタイミングがありそうだ。風が強まるため、猛ふぶきになるところもある見込み。 荒天のピークは、西日本ではきょう(日)、東・北日本はあす(月)にかけてになる見通し。大雪や猛ふぶきによる交通機関の乱れ、着雪による停電、なだれ、路面の凍結に警戒、注意が必要だ。落雷や突風などにも注意したい。
関東も、北部の山沿いで断続的に雪が降り、今季一番の大雪になる可能性がある。一方、平野部は良く晴れて、空気の乾燥が進む見込み。東京は、きょう(日)で乾燥注意報が16日連続で発表されている。暖を取るときなど火の取り扱いに注意したい。
今季一番の寒さ続出 風冷え
けさは、北海道で今季一番の冷え込みの所があり、最低気温は幌加内と朱鞠内、江丹別で全国で今季初めて-25℃を下回った(午前6時現在)。日中は真冬並みの寒さの所が多く、鹿児島や福岡、名古屋、新潟、仙台など今季一番の寒さが続出する予想。きのう(土)11月中旬並みの暖かさだった東京都心は、最高気温が11℃と、この時季らしい寒さが戻りそうだ。全国的に冷たい風も吹きつける見込み。 寒気のピークは今夜からあす(月)朝にかけてになる見込みで、あす(月)朝が寒さの底になりそうだ。きょう(日)は、関東や東北などで朝より夜の方が冷え込む見通し。あす(月)朝の通勤通学は、寒さ対策を万全にして、積雪エリアでは時間に余裕をもって行動したい。 （気象予報士：丸田絵里子）
