インドの大型株15銘柄に厳選投資、「グローバルX インド・トップ10+ ETF」の魅力
長谷川 インドの株式市場は、銘柄数では大型株が約20%、中小型株が約80%という比率ですが、時価総額では大型株約80%、中小型株約20%という比率になります。このことからも大型株に投資することによって市場全体の動きを捉えやすいといえます。当ETFは、インド株全体に投資してインド経済の成長を資産形成に活かしたいと考える投資家に適していると思います。
当社の提供するETFの特徴の1つでもあるのですが、このETFの参照株価指数も結果的にインドの代表的な株価指数を安定的にアウトパフォームする実績を示しています。インド株式に投資してより高いリターンを目指したい投資家の投資の一助となれば幸いです。
――ETFの活用についてアイデアは?
長谷川 コア・サテライトの考え方では、日本の投資家にとっては米国株や日本株などがコアのアセットとなり、インド株や中国株はサテライトの位置づけになると思います。そのため、資産の半分ほども持つというより、一定の比率で保有することによって、資産全体のリターンを引き上げてくれる存在になり得ます。投資のタイミングが難しい部分もあると思いますが、株価の下落を待つというより、毎月の積立投資など、コツコツと投資することも1つの方法です。当ETFは1口あたり約1,000円程度ですので、毎月少額で積立投資が可能です。
高成長の新興国をサテライト資産として組み入れても、その国が世界で20番目とか、もっと小さな経済規模の国だった場合は、将来的に他の国に注目が移って投資家から忘れられてしまうリスクがあると思うのですが、インドのように既に世界第5位の大国で、今後、順位を上げて来る国は、忘れ去られるリスクは低く、常に投資対象として意識される国であり続けるでしょう。その点で、長期投資の対象となる資産だと思います。ただ、個々の株式に投資しようと考えると、投資情報の取得など個人投資家にはハードルが高いのも事実です。徐々に市場開放は進んでいますが、当面は現在のような環境が続くと思います。この辺りもETFを活用するメリットになります。
かつて、インドへの投資が注目された2000年代前半の当時は、「BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)」という有望な新興国の中の1つとして注目されていました。今では、新興国株投資で期待できる国の筆頭として注目され、世界中からインド株式市場に資金が流入しています。今後、市場開放が進めば、一段とインド株式市場への資金の流れは太く大きくなって、株高を支える要因にもなるでしょう。長期に成長が期待できる資産としてインドの代表的な大型株に投資する「グローバルX インド・トップ10+ ETF」にご注目いただきたいと思います。
ウエルスアドバイザー