「212万円今すぐ払え!」横暴ディーラーから届いた請求書に愕然…!「新型アルファード」を購入した男性を襲った「納車トラブル」の顛末
納車トラブルの顛末
「ディーラーの店長に連絡して、ことの経緯は説明しました。代案として顧問の会社で車のローンを組んで購入し、のちに私が会社に対して支払うというプランを提示したが、先方は『購入はAさんの登録があるからダメだ』の一点張り。ならばと社長にも打ち合わせに出てもらい『今は資金繰りが苦しいので、もう少しだけ待ってほしい』と頭を下げて、了承してもらいました」 迎えた5月の納車ではA氏がおよそ30万円を支払い、車の登録を行う。宙に浮いたアルファードはディーラー側が管理していたという。 「登録後も私は一度も車に乗っていません。その期間もどうにか会社の銀行口座が動くように働きかけを行っていました」 事態が急変したのは今年9月のことだった。 「ディーラー側から『9月半ばまでに売買代金の支払いがなければ印鑑証明と判を押した譲渡証明書を送ってほしい』との連絡を受けました。こちらとしては『月末まで待ってほしい』とは伝えましたが、トヨペットの答えはNO。それならば仕方ないと言われた通りの書類を用意して、先方に送りました。登録費用は水の泡となってしまいましたが、身から出たサビですから目をつぶるしかなかった」 かくして新車購入は夢へと散ったA氏。しかし、トラブルはこれだけでは終わらない。譲渡書類の送付から数週間後となる9月末、A氏はディーラー側から届いた書面に我が目を疑った。
ディーラーから送られた「衝撃の請求書」
「トヨペットから送られてきた内容証明には『アルファードの購入費用が期日までに支払われず、売買契約を解除する』という言葉とともに『債務不履行の損害賠償として212万円を請求する』『14日以内に銀行口座にお支払い下さい』と書かれていました。書類を読んで唖然としました」 金額の根拠とされるのが新型アルファードの査定額だ。書面でディーラー側は新車の評価額が約550万円と説明。本来の売買価格だった約760万から差し引いた約212万円が賠償額となるとの理屈だった。 「納車から数ヵ月しか経っておらず、おまけに1度も乗ったこともない車が新車価格より200万円以上も値下がるなんて本当にあり得るのでしょうか。特にアルファードは人気車種ですし、ネットで調べる限りでも新車よりも中古車での取引価格のほうが高くなっている。 こちらも迷惑をかけたのは重々理解しているつもりですが、いくらなんでもこの根拠はおかしい。これなら会社名義のローンに切り替えてさせてもらって購入したほうがまだマシです。でもそれも私の名前で登録されているからダメの一辺倒です。どうしたらよかったのか…」