【完璧な肉じゃが】これなら「得意料理は肉じゃがです」ってガチで言える!?
みなさんは煮物料理って上手くできますか? 長く煮ればいいだけかと思いきや、煮崩れするわ、味が決まらないわで、メシマズには意外にハードルが高いんです。そんな煮物料理を克服すべく、今回は王道の「肉じゃが」に挑戦。美しい肉じゃがを作るポイントをプロに教えてもらいました。 〈画像で見る〉肉じゃがの「正しい下ごしらえ」
「メシマズ」とは?
「作るメシがマズイ」の意。ネットの世界では「味が極端にマズイ」「見た目も味もひどい」など、激しいものを指すことが多いですが、この連載では「料理歴はそこそこあるのに味が微妙・たまに成功するけれど、だいたいおいしくない」といった意味で使用しています。
【登場人物】
教えてくれるのは…小田真規子さん 料理研究家 教わるのは…エディター オギ
煮物って、どこまで煮込んでいいの?
オギ 煮物料理って、実はわからないことだらけなんです。どこまで煮込むのか、調味料をいつ入れたらいいのか、無限に出るアクをいつまで取り続ければいいのか……。 小田先生 煮物料理は、意外に難しいんです。素材や量によって味が決まりにくいところがありますからね。 オギ いちおう煮ればそれらしきものはできるのですが、「ジャガイモやカボチャは煮崩れるのに、ニンジンは硬い」「味がしみてない」みたいなことも日常茶飯事です。 小田先生 では、煮物料理克服を目指して、王道の「肉じゃが」を作ってみましょう。 オギ 「得意料理は肉じゃがです」って言ってみたい! 小田先生 煮物料理のお悩みを解決し、定番・肉じゃがをおいしく美しく仕上げるポイントは、次の5つです。 1.具材の大きさを揃える→火通りを均一にするため 2.具材を大きめに切る、余熱を利用する→煮崩れを防ぐため 3.肉より先にジャガイモを炒める→旨味を引き出すため 4.肉は後から炒める→柔らかく煮上げるため 5.肉に下味をつける→味にパンチを出して肉も主役級にするため オギ 肉から先に炒めるのかと思ってましたが、違うんですか!? 小田先生 そのあたりも作りながら解説していきましょう! 今回のレシピはこちらです。