「この1か月半で家族に色々なことがあった」“精神的休養”明けのフリーマンが4発10打点でライバル叩きに大活躍!MLB公式も猛打を称賛
ロサンゼルス・ドジャースは現地時間9月2日に行なわれた敵地でのアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦に11対6で勝利し、今カードを3勝1敗と勝ち越しで終えた。ナ・リーグ西地区首位を争うライバルとの「天王山」にも位置付けられていた4連戦だったが、首位の座を守ってきたドジャースが強さをみせ、ダイヤモンドバックスとゲーム差を「6」に広げた。 【動画】フリーマンが大爆発! Dバックス相手に4連戦で4本目のアーチ ドジャースはこの日、17安打を記録しての11得点。大差で敗れた前日のお返しとばかりに、試合終盤まで得点を重ねた。本塁打、盗塁数の「50-50」に迫る大谷翔平はこの日、2安打2四球で4度出塁し3盗塁をマーク。記録を「44-46」にまで伸ばした。 もちろん、存在感を放ったのは大谷だけではない。4番のテオスカー・ヘルナンデスが5打数5安打と大暴れ。また、ムーキー・ベッツ、ウィル・スミス、クリス・テーラーもマルチヒットを放っている。そして、この日のドジャースで唯一人、本塁打を打ったフレディ・フリーマンもそのひとりだ。3回、8回と2本のホームランを打ち、計5打点を挙げている。 フリーマンは前カードのボルチモア・オリオールズ戦との3連戦は右手中指骨折の影響などにより欠場となったものの、ダイヤモンドバックス初戦でスタメンに復帰。今シリーズでは存分に打棒を奮い、最終戦でも強いインパクトを残した。 今回の4連戦を通じ、「MVPトリオ」の一角として長打力を発揮し続けた背番号5の活躍ぶりは、メジャー公式サイト『MLB.com』もフォーカス。フリーマンの先月末での欠場理由を伝えながら、今回のパフォーマンスに賛辞を送っている。 「フリーマンは右手中指の骨折と、免疫系が神経系を攻撃するまれな病気であるギランバレー症候群と先月診断された3歳の息子マキシマスの回復に向け、4日間の『精神的休息と指の休息』を取った後、このシリーズで15打数6安打、4本塁打、10打点の成績を残し、その先頭に立った」 また同メディアは、「ロサンゼルスが12年間で11度目のナショナルリーグ西地区タイトルを目指す最後の追い込みにおいて、フリーマンの大活躍が最も重要だったかもしれない」と称えている。 さらに、フリーマン本人が前カードでの欠場について語ったコメントも掲載。「ドク(デーブ・ロバーツ監督)に休むように言われた時、最初は拒否したが、結果的に精神的な休養が良かったと思う」「この1か月半で家族にとっては色々なことがあった」と振り返っていたことも伝えている。 重要な4連戦で復帰を果たし、中軸としての役割を見事に果たしたフリーマン。強打者揃いの顔ぶれの中でも、やはり別格の勝負強さをみせつけていた。 構成●THE DIGEST編集部