<速報>楽天ー阪神戦で異例の約8分間のビデオ検証で判定覆る!
交流戦の楽天ー阪神戦(31日・コボスタ宮城)で本塁のクロスプレーのリプレー検証に、約8分間の時間をかけて、判定が覆るという異例の事態が起きた。 場面は、阪神が0-3のスコアで迎えた6回一死一塁。上本がレフト線を破るツーベースヒットを放ち、一塁走者の鳥谷は、一気にホームを狙ったが、ウィラーから茂木を中継された素晴らしいバックホームとのクロスプレーとなった。鳥谷はまっすぐ足から滑りこみ、コリジョンルールを避けるために、ベース前に立っていた楽天の捕手、足立は、半身の体勢でタッチ。審判はアウトをコールした。 だが、金本監督が抗議、審判団はビデオを使ってのリプレー検証に入ったが、その時間が異常に長かった。通常、長くとも5分程度だが、なんと8分を経過。ようやく出てきた責任審判は、「長らくお待たせしました。リプレー検証の結果、アウトと判定しましたが、走者の足がタッチより早くホームに入っていましたので、セーフとします」と、判定を覆して得点を認めた。コリジョンルールの適用ではなく、追いタッチとなった足立のタッチより、伸ばした鳥谷の足が先にホームに届いたという判断。 先日、甲子園での巨人戦でコリジョンルールの適用を巡ってセ・リーグに意見書を提出するなど、物議をかもした阪神だけに、審判団も慎重をきして念には念を入れたのだろうか。それにしても約8分のビデオ検証は、あまりに異例の長さでゲームの流れに水を差し、待たされる楽天ファンをしらけさせたのは間違いなかった。梨田監督もベンチで憮然としていた。