40代からの資格取得。「家事が苦手、料理が面倒」だと思っていたのに、栄養学を学びたいと思ったワケとは?
これから新しい資格取得を目指す40代。始めようとしているのは、なんとこれまで苦手だった分野の資格。そう思ったきっかけについて紹介します。 【連載バックナンバー】クローゼットの断捨離「もう使わない」と処分したアイテムの3つの共通点とは?
40代になってから取りたいと思った新しい資格
つい最近、新しい目標ができました。それは「栄養系の資格」を取得すること。 今から栄養士や管理栄養士を目指すのはかなりハードルが高そうなので、まずは「アスリートフードマイスター」なのか、「スポーツフードアドバイザー」なのか、スポーツをする人向けの栄養の資格を取りたいと考えています。 この目標ができたきっかけはとても単純で、成長期でスポーツをやっている息子のために、栄養バランスのとれた食事をつくりたいと思ったこと。 今の編集の仕事は自分では天職だと勝手に思っているので、できる限り続けていきたいと思っているのですが、もし資格の取得ができたら、息子の食事づくりにも生かしつつ、副業として仕事になったら、それはそれでうれしいなぁと考えています。
実は、家事や食事作りが苦手だと思っていました
でも、自分の心境の変化にとてもびっくりしています。 なぜなら30代の私は、とにかく「家事に時間を割くのがもったいない」、「私はご飯を作るのが苦手」だと思っていたのですから。 29歳で子供を出産し、当時は「離乳食はできる限り手作りのものを食べさせたい」となぜか意気込んでいたのに、仕事に復帰し、仕事が忙しくなってくると今度は「子供は給食や延長保育や学童で食べさせてもらえる夕食で栄養を摂ってくるから、家で食べるご飯は多少手抜きでもいいでしょう」という自分に都合のいい考えをもつようになってしまいました。なので、よくスーパーのお惣菜にも頼っていました。 また、保育園の月に1回の「お弁当の日」だけでもヒィヒィ言っていて、毎日お弁当を作れるママたちの事を尊敬していたほどです。 そんな私が、子供が塾に通い始めたことをきっかけに、塾弁を作るようになり……。カナダに来たら給食がないので、毎日お弁当を作るようになり……。毎回息子がピカピカに完食してくれるカラのお弁当箱を見るたびに幸せな気持ちになって、「今日のお弁当なに?」と楽しみにしてくれている様子を見ると、お弁当作りが楽しくなってきました。 そして、中学生になった今、成長期を迎え、息子の体はどんどん大きくなっています。私が作る食事の質や量、食べる間食次第で体重が増えたり、減ったり。食事次第でスポーツのパフォーマンスにも影響を与える可能性があることも知りました。身長がどれくらい伸びるかも、食事次第と言ってもいいかもしれません。 なので、こんな私ですが栄養学を身につけて、息子の体作りに本気で向き合いたいと思ったのです。 皆さんは大人になってから、挑戦したいと思った資格はありますか? 写真:Shutterstock 構成・文/高橋香奈子
高橋 香奈子