娘に電車やバスの支払いを「交通系IC」にした方が節約できると言われました。実際どうなのでしょうか?
通勤や通学で公共交通機関を利用される方も多いでしょう。その際の運賃の支払い方法を、交通系ICに変えることで節約効果を得られるのです。本記事では、電車やバスの運賃の支払いを交通系ICに変えた場合に、どれくらい節約になるのか解説します。 ▼新幹線で1人で「2席分」の購入はNGなの? 規則を確認
IC運賃とは?またその適用範囲は?
JR東日本株式会社(JR東日本)のホームページによれば、在来線に乗る際に、交通系ICカード(Suica)やモバイルアプリ(モバイルSuica)を使った場合「IC運賃」が適用されます。 きっぷや定期券は10円単位での料金設定ですが、IC運賃は1円単位での料金設定という違いもあるのです。
交通系ICのポイントについて
在来線を利用する際に交通系ICカードを使うと、利用した金額に応じてポイントが貯まります。ポイントの付与率は、モバイルアプリであるか、またカードタイプであるかによって異なります。JR東日本のホームページによれば、在来線を利用した場合の、それぞれのポイントの付与率は表1の通りです。 表1
※JR東日本「JRE POINT 登録したSuicaで鉄道に乗ってためる」を基に筆者作成 カードタイプよりも、モバイルアプリを利用した方がポイントが貯まりやすいことも分かります。1ヶ月の交通費が1万円の場合のポイントの付与率は、以下の通りです。 ・モバイルSuicaの場合 200ポイント ・カードタイプのSuicaの場合 50ポイント 以上の結果も踏まえると、より早く、多くのポイントを貯めたい場合にはモバイルアプリの利用がおすすめです。また、同じ運賃を支払って繰り返し乗車した場合や、グリーン券を購入した場合にもポイントが貯まります。貯まったポイントは、以下のようにさまざまな方法で使えます。 ・駅の中の店舗や駅ビルでの会計で、1ポイント1円として使う ・ショッピングモールサイト「JRE MALL」で1ポイント1円で使う ・登録済みのSuicaへ1ポイント1円でチャージする ・Suicaグリーン券への交換に使う ・商品券やグッズに交換する 以上より、日頃の移動に交通系ICを使えば、ポイントが貯まり、現金の代わりに使えたり、新たな商品に交換したりすることも可能です。